Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アイダホ大学
2011年2月号 国際文化学部 S.Y

試験のこと

先月号でもお伝えした通り、私は5つの講義を受講していて、ほとんどのクラスが座学だけでなく、活動を伴います。ですので、筆記試験それ自体の比重は大きくなく、通常1学期中に大学の講義で設定されているMid-term、 Finalの試験のうち、Mid-termがないクラスがほとんどです。その代わりに、授業中に行われる活動(Labo)でのパフォーマンスは、かなり重視されます。私が受講する5つのクラスの内2つはほぼパフォーマンスのみで評価されています。ひとつは、3D Modelingのクラスですが、100%提出物評価です。毎週、課題とその課題を達成するためのスキルを録画したビデオをオンライン上で配布され、期限までに提出するというものです。質問があればクラスの時間がありますので、その時に質問しに行きます。もうひとつは、Jazz Festivalのサイトマネージメントについての講義です。この講義は、アイダホ大学で行われるジャズフェスティバルに特化した講義で、そのフェスティバル開催日にサイトマネージャーとして仕事をし、その時間数によって単位が提供されるという、ある意味特殊講義です。フェスティバル前日まで、サイトのマネージメント、つまり人やスケジュールの管理、リーダーシップや人材育成、またもちろんジャズについても学びます。

余暇について

 先月はALCPによって主催されたスキートリップに参加しました。2泊3日という小旅行でしたがとても楽しく、たくさんの友達ができました。肝心のスキーが3日中1日6時間だけだったというのが残念なことでしたが、それ以外の活動も含めて楽しめたと思います。スキーは私にとってほとんど初体験だったので、参加する前はとても不安でしたが、周りの友達もスキーがはじめてだったり、中には雪を今までにみたことがないという人がたくさんいたので、特にみんなの滑りについていけないということはありませんでした。通常の休日や授業がなくて暇な時間は、ルームメイトやカンバセーションパートナーと映画を見に行ったり、ご飯を食べたり、バーに行ったり、また部屋でテレビをみてくつろいだりと日本にいるときとあまり変わらない休日を送っていると思います。ここMoscowは名前こそ立派ですが、遊ぶところはありません。ダウンタウンに行けば、飲食店やバー、クラブはたくさんありますが、21才以上でないとお酒は飲めませんので、Moscowに未成年で来る場合、夜の楽しみが半減するかもしれません。なにか休日にしたいという方は、ボランティアがあります。私はただいま検討中です。

自由テーマ

 

先日、アイダホ大学の一大イベントのひとつであるジャズフェスティバルが開催され、そこで2日間サイトマネージャーをつとめました。私の仕事は、ボランティアとして参加してくる人たちの管理とトレーニング、スケジュール通りにイベントを進行させること、そしてジャズを働いている人を含めみんなに楽しんでもらうことにありましたが、想像以上に苦労の連続でした。一番の原因はやはり私のつたない英語力です。問題が発生した時は、みんなが同時に喋りかけてきて、一対一でも苦労するのに、それに対応するのにとても労力がいりました。簡単なことでも仕事となると、当たり前ですが責任がつきます。物事を正確に伝えるということを今までこちらに来て仕事として経験したことがなかったので、かなりの緊張が生じ、次の日の休日はほぼ寝ていました。英語力がもっとあればと何回思ったことか、想像がつきません。ただそういう機会にめぐまれ、そのような体験ができて、その仕事をこなせたことはひとつの自信につながりましたし、とてもよい経験になったと思います。アイダホ大学はたくさんの様々な体験の機会を与えてくれる場所です。ぜひできる限りたくさんのプログラムに参加してください。