Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

クワントレン・ポリテクニック大学
2011年11月号 国際文化学部 A.M

●試験について

試験は基本的にmidtermとfinalの二つの時期に分かれていてmidtermは10月の後半頃から始まります。授業によって時期もテストの数も変わってきます。テストだけではなくペーパーやグループプロジェクト、そしてプレゼンテーションなどの課題との相互評価の授業もあります。先生によって様々なのでもしかしたらこの他にもあるかもしれませんし、学生たちは事前にmidtermのアナウンスされるまでテストの数やどのように行われるのかなど分かりません。私の取っている授業のmidtermは相互評価だったのでfinalのようなガチガチのテスト!という雰囲気をまだ経験していないのでfinalが少し不安です。また電子辞書はテスト持ち込み不可らしいので紙の辞書を用意しなければなりません。

 

●治安、危険を感じたこと、トラブルについて

バンクーバー、そして私の住んでいるリッチモンドは比較的治安も良く危険を感じたことは幸いなことに全くありません。特にリッチモンドは収入水準の高い中国系の人々が多く住んでいることから正直、日本と同じくらい安全です。そしてLEXUS、Acura、Infiniti、メルセデス、BMWなどの高級車が異常な確率で街を走っています。バスもスカイトレインも最終夜中の1:30頃、始発は4:30頃と便利ではありますが、そのような時間帯は友達にライドをお願いするなどして避けたほうが良いかもしれません。私はなるべく避けるようにはしています。基本的な危機意識(夜は一人になるのを避ける、ライドをお願いするかタクシーを使う、異臭がして落書きがあり街が汚いところには行かない、など)を持っていたらリッチモンドではおそらく大丈夫かと思われます。しかしながらバンクーバーのチャイナタウン周辺(Hastings St × Main St)は地元の人も近づかないほど治安が悪いところです。交換留学生向けのオリエンテーションでも、お世話になっている友達の家族も、カナダ人の友達もみんな口を揃えてNO!!!!!!!!!!と言います。車やバスで何度か通りすぎたことはありますが、一言で言うと異常な雰囲気です。私がカナダにいる間は間違ってもそこに行くことはないでしょう。

 

●自由テーマ→ボストンキャリアフォーラムについて

今回は毎年11/11〜13頃に開催されているボストンキャリアフォーラムについて書こうと思います。今年は私もバンクーバーからボストンまで行き参加しました。留学を考えている学生や既に留学を終えた学生には馴染みのあるキャリアフォーラムだと思います。基本的な参加資格としてはアメリカ、カナダ、そしてヨーロッパなどの大学にレギュラーとして学んでいる学生や、日本の四年制大学からの1年間の交換留学生が対象となります。詳しくはホームページを見てもらえたらと思います。

個人的な感想としてはとても刺激があり改めて色々なことに気づかされ、日々の留学生活を見直す良いきっかけになったと思いますし、わざわざバンクーバーからボストンまで行ったので自分のプラスになるような行動に結びつけなければと思います。正直な感想としては普段日本人の学生を見ることもなく、ましてや関わることもないので、久しぶりに沢山のスーツ姿の本気で就職活動をしている日本人学生を見てまず腰がひけました(笑)そして名立たる企業さんの数々、インテリジェントな雰囲気、ここにいる学生たちはきっと将来の日本社会を引っ張って行く企業さんが喉から手が出るほど欲しがる貴重な人材なんだろうなあ、と様々なことを考えるにつれ何故か自分のちっぽけさに打ちひしがれてました(笑)

しかしながらそのように自爆したものの、なぜ自分は留学したのか?何を学んだのか?この経験をどのように自分の将来に結びつけるのかを考えるきっかけになり、いくら落ち込んだとはいえ行って良かったと思います。散々落ち込んだ後ボストンで自分という人間を明文化しようと一冊のノートを買い、これに残りの留学生活の自分の軌跡を残して行きたいと思います。

 

 

最後に来年のボストンキャリアフォーラムへの参加を考えている学生へ。

早めに航空券を予約することは勿論ですが、トラベルスカラシップとして一部の交通費を補助してもらえる制度にホームページから応募出来ます。私は締め切りが過ぎてから気づいたので詳しくはホームページを参考にして下さい。そしてキャリアフォーラムの三日間ボストンは沢山のスーツを着た日本人学生で溢れています。当然のことにホテルの数も限られ、治安が良ろしくなく行かないほうが良いエリアもありますのでホテルの予約も早めにしておいたほうがいいと、私の経験からもお勧めします。最後に自分の売り込みには欠かせない日本語と英語の履歴書の準備です。その他の準備も細かくホームページで説明されていますのでリンクはここには貼れませんが、検索して参考にして下さい。

 

 

ボストンは京都市の姉妹都市です。

古くから残る建物と町並み、そして近代的なビルが調和しており、

京都市と似ている雰囲気を感じれるかもしれません。

 

 

ボストンは非常にクリスマスが似合う街だなあと思いました。

 

 

 

 

観光する時間はあまりないかもしれませんが、キャリアフォーラム中は精神的な疲れも長時間の飛行機疲れも重なる時です。そんなときは美味しいものを食べてリラックスです。この上の写真に写っているのは1826年創業の歴史あるレストランでケネディ大統領のお気に入りだったそうです。Union Oyster Houseといい非常においしいオイスターが食べれると有名です。しかし企業の方と遭遇する可能性が非常に高いので私服で行ったほうが良いと思われます(笑)