●日本から持って来たら良かったと思うもの
私の2回の長期留学経験を踏まえると
1. 基礎化粧品(特に肌が敏感な人、またバンクーバーは非常に乾燥しています)
2. 総合風邪薬と胃腸薬(いざというときの為に、またいつの間にかストレスの多い生活をしているので以外と胃腸薬は必要になってきます。こっちの薬はとても大きく本当にすぐに効果が現れます。ということは小柄な日本人には効きすぎということです)
3. 痛み止め(日本で生理痛が全くないという女の子でも環境の変化で体調が変わることもあります)
4. 歯ブラシ(こっちの歯ブラシは大きく磨きにくいです)
5. 洗濯ネットです。
逆に必要ないのがコンタクトの洗浄液とこてこての日本スタイルの服です。服の話になりますが、日本スタイルの服は世界のどこにいても目立ちます。バンクーバーは治安も日本と同じくらい良いので問題はありませんが、もしかしたら他の国ではターゲットになることもあるかもしれません。ユニクロのヒートテックやTシャツ、何本かジーンズは持って来たらいいと思います。バンクーバーでは中国系の移民も多いことから基本的になんでも手に入るので(ちょっと高くなりますが日本の物も)全く不自由はしません。また近くの中国系ショッピングモールにはダイソーがあり全品$2で日本のダイソーと全く同じ物が手に入ります。店の規模もおそらく日本の店舗よりも大きく品揃えも豊富です。ここの中国系ショッピングモールやダウンタウンには日本人スタイリストさん(日本人は腕が良いと人気です)が働いているサロンが何個かあるので髪の心配もしなくて大丈夫です。
●現地の学生、友人について
2月のマンスリーレポートに述べたように友達はクワントレンの学生はもちろん、クワントレンの友達を通じてSFU(Simon Fraser University)やUBC(The University of British Columbia)の友達とも仲良くなり、また今月は友達の彼女のワーキンホリデー中の方と知り合う機会があり初めてカナダで日本人の友達ができました。こっちの友達にも日本の友達にも分かってもらえないような日本社会にいずれは戻らなければならない恐怖や将来の不安を分かち合うことが出来(私は今年5回生でみんなは卒業し新卒で働きだし、また4月には23歳になるというプレッシャーなどなど)留学後半に感じるストレスも少し軽くなりました。
以前に述べたかもしれませんがクワントレンの授業には各クラスの定員が決まっており(大体35名)またグループプロジェクトを課されることも多いので友達をつくるチャンスはいくらでもあります。自分は交換留学生という立場でもクワントレンはinernational studentが多いので自分が特別に留学生と感じることもなく過ごせれると思います。
●日本社会について
カナダに来て初めて2月と3月に非常に落ち込むことがありました。自分の将来についてです。私は4回生の後期から留学を始めたので帰国後には5回生、そして先ほど述べたように友達は卒業し新卒として働き始めます。日本で就職活動をするならこのセメスターが終わってすぐ帰国し出遅れた就職活動をするべきなのかもしれません。今頭を悩ませているのはいつ帰国するのかです。後期まで学校はないですし学生ビザは7月の下旬まで有効です。
この悩みをこっちの友達に話すにつれて(みんながいつ帰国するのが尋ねるので)何故日本では窮屈で自分を苦しめるような生き方しかできなのだろうかと疑問に思います。賛否両論あるかもしれませんが自分の感じたことを書こうと思います。日本社会にはひとつの人生プランのような決められた道があり、それから外れることはとても勇気のいることであり、みんなはただそれに沿っているような気がします。特に義務教育後の道は全部年齢に沿っていて大学受験、大学入学、就職活動、大学卒業、新卒で社会人、特に”新卒”と”社会人”という概念をこっちの友達に説明するのは非常に大変です。その様なライフイベントは全てみんなが同じ年齢で同じ時期に起こります。逆にその決められた道から外れた人に厳しいのも日本です。例えば多くの友達は25歳を過ぎていてもまだ学生をしていますし、他の大学に編入したり大学院に進学する人も多いです。またある友達はいきなり「このセメスターで学校やめるんだ。スケボーのワールドツアーに行くんだ。」と言いました。元々プロを目指して活動をしていて遂にスポンサーを見つけて彼らとインドや日本などよりスケボー文化を広めたい場所に行くそうです。違う友達はフルタイムの仕事をしながら同時に何個も仕事(携帯電話会社でのパートタイム、クラブでのフォトグラファーの仕事、クラブのプロモーター、フリーフォトグラファーの仕事)をしつつ今月はサムソンのフルタイムのインタビューに行くそうです。ここには書ききれないほど私の友達の人生は様々なタイプがあり非常におもしろいです。
友達が卒業すること働きだすことに焦りを感じたり「カナダにもっと居たい」「カナダで仕事をしたい」と言うと友達は日本社会のしきたりやルールは忘れて私のやりたいことをやるのが一番!と言います。しかしながら時々自分が日本社会から逃げているのでは?と思うこともあります。自分は自分、そしてどの道を選んでも「こんなんじゃなかった…」など辛いことは必ずあります。しかし一番大事なのは自分が決断したときに胸を張って進めること、そして選んだ道を自分で素晴らしいものにすることだと思いました。やりたいと思ったことは後回しにせず、その場で全部挑戦し、例えば(極端な例ですが)いつ自分が交通事故にあい下半身麻痺になったとしても、いつ病に冒されていることが分かったとしても後悔のない人生にすることが大切だと私は思います。自分の道は自分で切り開く、切り開いた道は自分の努力で良いものにする、これらを忘れないで今決断しきれていない自分の将来に立ち向かおうと思います。
まだ最高気温は日本のように二桁もないですが桜?が咲いています