Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

クワントレン・ポリテクニック大学
2015年12月号 国際文化学部 N.T

①   治安、危険を感じたこと、トラブルについて

留学を初めて4ヶ月が経ちますが、今までに特に危険を感じたことやトラブルに巻き込まれたことなどはありません。私の住んでいるリッチモンドはバンクーバーやサレーなどに比べて治安がよい土地だと言われています。しかし日本と比べると駅前などにいるホームレスの人の数は多く、バスを待っている時などに数回話しかけられたことがありますが、彼らが何か危険なことをしてくるということはありません。KPUのメインキャンパスがあるサレーは治安が良くないとよく耳にします。通りによってはとても危険な地域があったりするため、オリエンテーションやイベントなどサレーに行く用事がある日は帰りが遅くならないように気をつけています。またバンクーバーに行くとリッチモンドよりも圧倒的にホームレスの数は多く、叫んでいる人などを見かけたときは少し怖く感じました。またダウンタウンの夜はよくパトカーのサイレンや叫び声が上がっていることがあると聞きました。ダウンタウンに買い物や食事に行く際はなるべく夜遅くまで出歩かない、夜に一人では歩かないように心がけています。

 

②   秋期の授業について

12月の半ばに秋期の授業が終了しました。私は言語学、社会学、そして日本の文化についての授業を受講しました。龍谷大学の一般教養の授業などと比べるととても小規模の授業ですが、私のとっていた2つの授業は私が思っていたよりも人数が多く30〜40人規模の授業でした。言語学は単元ごとに小テストが行われ、宿題は毎回ではなく不定期に出されました。この授業はもともと授業登録時から留学生のために数席が確保されている授業なので留学生にはぴったりの授業ではないかと思います。今まで自分が勉強してきた英語とは全く違う角度から英語という言語を学ぶことができ非常に楽しかったです。来季も言語学系のクラスを2つ取る予定です。社会学は小テストのようなものはなく、レポートと中間テスト、期末テストが成績の大きな割合を占めました。社会学は授業自体の難易度も高く、私はそれに英語力も現地の学生には到底及ばないため一番苦労しました。ほぼ毎回の授業でグループワークやディスカッションが行われ、カナダの社会問題について問われることが多いため知識のない私はとても苦戦しました。またレポートは100words, 500words, 2000wordsの3つのレポートが課題として出されました。2000words のレポートはこれまでそれほど大くの字数でレポートを書いたことがなかったためとても苦労しましたが終えたときはとても達成感がありました。日本の文化の授業はとてもよく日本のことを知っている学生が多く、外から見た日本を知ることができとても楽しかったです。授業を初めて受けたときはどれも到底ついていけないと不安に感じましたが先生や周りの学生に聞けばみんなとても親切に助けてくれました。現地の学生にまじって授業を受けることはたやすいことではありませんが色んな人に助けられ無事秋学期を終えることができました。