Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ランガラカレッジ
2013年10月号 国際文化学部 T.T

環境について

ランガラカレッジは、バンクーバー市街から電車で20分程の場所にあり、約8000人の学生が通学している。ランガラカレッジはそれ程大きなキャンパスではないが、様々な施設を所有している。例えば、学生たちが朝7:30から夜9:00まで学習できる図書館があったり、学生たちが車で通学するための駐車場もとても広い。また図書館は、三階建てで、学生たちが学習できるスペースが豊富にある。ランガラカレッジに通学している学生たちは、ほとんどがアルバイトをして学費を稼いでいる。そのためランガラカレッジは、バスと電車の交通の便がある。ブリティッシュコロンビアでは、ほとんどの人が毎月マンスリーバスパスという定期を買う。この定期は、バスと電車両方で使うことができるのとても便利である。

加えて、ホームステイをするランガラカレッジの学生には、必ず一人一部屋与えられる。またその部屋には、学生が勉強できる環境とベッドがなくてはならない。私のホームステイ先は、田舎に位置しているものの、家はとても広くホストファミリーもとても親切な方々なので、交換留学生には最適である。カナダ人のホストファミリーなので、近所の人たちやホームパーティのお客さんは、ほとんどがカナダ人で、英語を母語としている人達ばかりである。そのため、ESLの学生にとっては、とても良い環境と言えるだろう。

 

JA LA WA

ランガラカレッジへの交換留学に来て以来、ここで日本語を学んでいる学生を対象に、JALAWAというワークショップを毎週開いている。日本の文化を伝えたり、学生が興味のある日本のテーマについての授業をしたり、様々なトピックについて先生という立場で授業をしている。今月中旬に行った“Japanese food vs 日本料理”についてのワークショップでは、日本料理の歴史やおもてなしの心、作法やお箸の使い方などをとりあげ、生徒たちに講義をした。特にお箸の使い方を実演したときには、生徒たちの驚きの表情が見られた。バンクーバーには、多くの中華料理店と日本料理店があるため、ほとんどの人がお箸を使うことができる。しかし、お箸をお茶碗にもられたご飯の上から刺したり、お箸で料理を渡し合うという日本ではあまり見ない事が常識化している。こういった日本独特の文化を伝えることで、生徒の日本に対する興味がより増していけば本望である。また、このワークショップは多くの現地学生と出会うきっかけともなっている。日本に興味がある学生たちは、当然のように私のも興味を持ってくれるのでとても接しやすい。また、その学生たちの友達を紹介してくれたりと多くのランガラ生と出会うための良き場所となっている。さらに、私自身も、このワークショップを通して成長できているように感じる。日本に興味のある学生に日本について教えることは容易ではなく、毎日の予習が欠かせないためである。