①この留学を振り返って
留学期間では本当に様々なことがあり、メディシンハットでの約7ヶ月間はあっという間に過ぎていきました(コロナウイルスの影響により約1か月早く帰国しました)。「留学を成功させたいなら、何でもいいから現地のものに参加しなさい」という助言を高校生時代の恩師からもらい、とにかくやってみよう!という精神でいろんな行事やイベントごとに参加することを心がけてきました。この心がけはその土地の文化・言葉に親しみを持つことになり新天地での生活に慣れることにつながりましたし、結果として交友関係の拡大や英語によるコミュニケーション力を鍛える機会を増やすことにもなりました。もちろん勉強も大事ですが、その環境に適応できないと快適に過ごせません。私は留学先で起こること全てが学びになると思い、学校での勉強とそれ以外の活動や娯楽のバランスをうまく保つようにしていました。そのように留学に挑んだことがより充実した留学生活につながったと感じています。
そして語学力については、英語での対話力やディスカッション力の向上を特に重視して習得を目指していましたが、はじめの頃は伝えたい言葉が詰まり、ネイティブの会話や世界各国からの留学生が話す訛りのある英語が理解しづらかったです。しかし、できるだけたくさん人と話す機会を作って、知らない表現を言われたら意味を聞いたりその場ですぐ知らべたりして徐々に慣れてきました。具体的にどれくらい語学力が伸びたかというと説明が難しいですが、ネイティブとの会話で相手の言っていることをだいたい理解して自分の伝えたいことを言葉にするという言葉のキャッチボールが以前よりスムーズになりました。
②帰国後どう留学経験を生かす予定か
この留学では初めての一人での海外渡航、一人暮らし(寮生活)をして自立した日々を経験できました。目の前の問題を解決することや新しいことに挑戦することに積極的に取り組むようになり、言語的な影響もあるのか自分の性格はより社交的になりましたし、何より人と外国語でコミュニケーションをとることの度胸が付きました。そして語学力は留学前より伸びましたが、危機感のようなものを覚えて帰国しました。他国からの留学生たちを見て、自分にはまだまだ語学力について至らないところがあることを痛感しましたし、同年代の彼らの意識や能力に刺激を受けました。正直、自分の能力にまだ満足はできていないから、引き続きさらなる語学力向上に日本にいながら努めていきます。
大学卒業後は教員の道に進もうと考えています。海外留学での文化的な体験を伝えて生徒たちの国際感覚を養うことや、海外や語学の魅力を伝えることは実際に留学を経験した者として教育現場で実行します。そして、英語での授業が基本になってきている教育現場では、英会話力のある人材が必要です。進化していく英語教育を盛り上げるため、学生時代にさらに力をつけていこうと思います。最終的には日本の英語教育の下支えとなり、社会貢献をすることが私の将来の目標です。
【カナダ最終日の空】