Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マサチューセッツ大学ボストン校
2017年12月号 国際文化学部 T.Y

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

ボストンに4か月程滞在しましたが、事件や犯罪に巻き込まれたことや危険に感じたことは何もありませんでした。しかし、マサチューセッツ大学ボストン校が位置しているエリアは危険区域となっており、外務省から注意喚起がなされる程です。学校へ通う以外でそのエリアを散策しなければ事件に巻き込まれることは無いとは思いますが、スリなどの被害に遭わないように常に気を付けた方が良いでしょう。学内の学生や教員達は親切な方が多いです。何か困ったことがあれば気兼ねなく相談すれば良いでしょう。トラブルに関してですが、僕の場合はマサチューセッツ大学から勧めていただいたホームステイ先があまり良いものではありませんでした。事前に個室部屋の情報や写真を送信していただいていたのにも関わらず、その情報や写真とは全く異なった部屋に案内され、その部屋と廊下の間はカーテンで区切られており、廊下から部屋の中が見えてしまうようなプライバシーに欠落した部屋でした。さらに言えば、事前に提示された家賃代金より少し高い値段を請求されました。翌日から別のホームステイ先を探し、現在はとても良いステイ先に住んでおりますが、学校が始まった直後は慣れない環境で忙しい生活を送っていたためとても大変でした。ホームステイを考えている人は、マサチューセッツ大学からのお勧めだからと言って提示されたホームステイ先を全面的に信頼しないように気を付けましょう。

②冬のボストンについて

冬のボストンは、日によって異なりますが、一貫してとにかく寒いので、防寒具を購入または事前に用意して持ってくることを強くお勧めします。12月の上旬から中旬にかけてのボストンの気温は0度前後であり、京都に比べるとやや寒い程度なのですが、12月の下旬から急激に気温が下がり、昼間でも-10度前後を記録します。1月に入ると、最低気温-20度を下回る日も珍しくなくなるため、僕の場合はコートの下にもパーカーやジャケットを重ね着して出かけています。雪は頻繁に降るわけではありませんが、一度積もればなかなか溶けることはありません。除雪車が通るわけでもないので、地面は凍り、滑りやすくなってしまいます。しかし、そのために交通機関の運行が中止になったりすることは滅多にないため、生活に大きな支障をきたすことはほぼありません。ですが、数年前に一度ボストン全土が大雪に襲われ、そのために学校が1週間ほど休校になってしまったことがああったようなので、一概に無害であるとは言えません。冬になるとダウンタウンのボストンコモンズという広大な公園の中央でスケート場が解放され、多くの人で賑わっています。ボストンコモンズでも真っ白な雪景色が楽しめ、緑が生い茂った春や夏とは異なった景色を楽しむことができます。