―治安、危険を感じたこと、トラブルについて―
メルボルンは「世界の住みやすい都市」ランキングで常に上位を占めており、事件や事故のリスクさらに女性の旅行のリスクも「低い」とされていることから、世界各国と比較して安全な都市です。実際に私は数か月メルボルンで過ごしてみて大学の付近は特にシティーから少し離れているということもあり穏やかでのんびりとした場所で危険を肌で感じたことはないです。ですが、中心街には日本に比べてホームレスはよくいますし、大麻を吸っている人もいるので用心しないといけません。実際に私はメルボルンの中心街で何度か危険を感じたことがあります。
まずホームレスの人達に絡まれることです。急に奇声を発してきたり近づいてきたりするので、見つけた瞬間警戒することが大事です。私の友達は実際に学校に向かう際にホームレスに追いかけられたことがあるみたいです。次にデモ集団です。4月くらいからパレスチナに関する抗議デモ活動が街のいたるところで活発に行われています。日曜日は特に活発に行われており交通機関がストップするほどです。みな真剣に抗議しているのですが、中にはヒートアップして襲い掛かってくる人や暴言を吐いてくる人もいます。私は実際にフリンダーストリート駅の近くで暴言と罵声を浴びました。すぐその場を立ち去り逃げましたが、いきなり何が起きたのかわからなかったのでとても怖かったです。
他にも日本文化ではなく日本人が好きな外国人やトラムの中であばれる人などたくさん変わった人がいます。住みやすい都市と言われていても日本ほど安全ではないと実際に来て感じたので、皆さんもメルボルンに来た際は気を付けて行動してください。
[夜のメルボルンの写真]
―オーストラリアのデモについて―
日本では見ないような大規模なデモをメルボルンに来てからよく見かけます。その中でも今一番行われているデモはパレスチナ支持の大規模デモです。イスラエルによるパレスチナへの攻撃に関する抗議デモのようで私がメルボルンに来た時から中心街でよく行われているのですが、日に日に大規模になっています。最初に見たときはフリンダーストリート駅の前でパレスチナに関する抗議デモをしていたのですが、そこから毎週日曜日にはトラムの線路の上を警察が周りで警備しながら大人数でパレスチナの旗を掲げながら歩いてデモをしていました。この日は先ほども紹介しましたが、交通機関は遅れが出たり利用できなくなります。
街だけで行われているのかと思いきや先月あたりからオーストラリアの大学でも抗議が行われ始めました。きっかけはアメリカの大学でテントを張って、連日連夜に渡り抗議活動が行われたことです。ディーキン大学はオーストラリアの大学で初めてデモが行われました。最初見たときはどこかのサークルがテントを張って泊まるのかと思っていましたが、段々とテントの数が増えて集会が大きくなり警察までかけつけていました。
2~3週間ほど行われていたのですが、私たちも大変でした。デモの場所は大学に一番近いトラムを降りてから図書館の目の前まで続く大きな道なのですが、多くの学生がトラムを降りてから授業に向かう際に通ります。ですが、デモ活動をしているのでそこの道を通る際は警察によっては違う道を案内されたり、署名をして学生証を見せてから通らなければなりませんでした。デモ活動が退散した後はその道は使えるようになりましたが、活動を行った人たちの処置が抗議されています。日本では体験できないようなことなので今回学生による大規模なデモ活動を目の前で見たことは貴重な体験でした。
[左:町でのデモ活動/ 右:大学で集会があった通り]