授業紹介①
1コマは1時間30分で授業の間には20分の休憩があり、自分はだいたい日に2、3コマの授業に参加しています。クラスは基本的に5~6人の少人数で、先生が全員の状態に目を行き届かせているので学習しやすくとても楽しいです。
現在自分達のクラスで行っている授業のうち、一番日本での授業と違うと感じたのはфонетикаです。発音を勉強する授業で、クラスでは音響機器を使用しヘッドホンで直接先生の声を聞いてそれに合わせて発声したり、それが同時に録音されていて自分の声を聞きながら発声を行います。また一人ずつ教科書を読み、間違った発音はその都度訂正されます。今まで経験した日本での言語の授業のように、人数の多いクラスだとこのような細かな指導は受けられないので、正確な発音を学ぶにはかなり良い環境なのではないかと感じています。
カルチャーショックについて
ロシアのカルチャーショックで有名なのは、お店や窓口の人が無愛想だということではないでしょうか。事前情報で知ってはいましたが、かなり無愛想な方が多く始めは驚きました。しかし慣れてくると愛想を使わないだけで気の良い方が多いとも気付きました。日本では対応が悪いとクレームになりますが、こちらでは対応が悪いのが当たり前だという感じがします。けれど質問をすれば答えて貰え、こちらが困っていると助けてくれたりもします。勿論、にこやかに対応して下さる店員さんも居ますし、チェーンのコーヒーショップに入った時は丁寧な応対をしてもらえました。
あとは男女共に喫煙率が高く吸殻のポイ捨てが激しい事、冬季の車両の汚さ等が挙げられると思います。喫煙所や吸殻入れが無くても殆どの喫煙者は歩き煙草をしていて、道路や積もった雪の上には吸殻が大量に落ちています。勿論ポイ捨てが推奨されている訳ではありません。
車両については頻繁に降雪がありすぐに汚れてしまうから掃除をしないとの事ですが、その為の視界不良が事故に繋がっている事も多いそうです。運転が粗いという面もあるので、横断歩道で信号が青になっていても充分な注意が必要です。
自由テーマ
今回はモスクワのメトロについて書こうと思います。メトロは市内を走る地下鉄で、日本の電車や地下鉄と違い入口の改札でしか切符をチェックしません。改札は電子式で1回の切符でも読み取り機に触れさせて通過します。そして、一度改札内に入ればどこまで乗っても料金は変わりません。改札さえ出なければどこまでも行けます。
こちらでは何回かの回数券を買って利用する事が殆どです。往復で2回使用する事が多いので、自分はいつも10回の券を買って使っています。
駅の造りも1駅ずつ異なり、レリーフやモザイク画・ステンドグラスや彫像がある駅もあります。特に環状線の駅には豪華なものが多いとの事です。まだ行った事が無い駅の方が多いので、外出の時には駅を見るのも楽しみにして出かけています。
但し、人が集まる場所であるが故にスリ等の犯罪やテロの標的となりやすい場所であるのも事実です。2010年の爆破テロで閉鎖されていた環状線の再運行も近いようですが、自らも警戒を怠らないようにする必要があると感じています。