Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

祥明大学校
2022年12月号 国際学部 S.Y

この留学を振り返って

 2月からの10ヶ月間の交換留学が終わり、 寂しい気持ちと日本が恋しい気持ちが半々です。留学を振り返ると、この10ヶ月は本当にあっという間で、一日一日が充実していた非常に濃い10ヶ月だったと思います。

 留学は2月からだったため、到着してすぐにホテルでの隔離から始まった留学生活でした。その後寮に移りましたが、留学生活で最も大変だった事が、寮生活で文化・価値観の違う人と生活していくことです。生活リズムも違えば、必要と考える掃除の頻度、迷惑だと思うことの基準も違う人達との生活は異文化だからと分かっていても大変でした。

もちろん大変な事ばかりではなく、韓国・日本・ロシア・台湾など様々な国の人と関わることが出来ました。留学しなければ出会えない人と仲良くなれることが留学の魅力の一つだと思います。前期は寮のメンバーで旅行に行き、後期は一緒に外食したりパーティーを開いたりもしました。韓国人の友人とも沢山話したり出かけたりして思い出を作ることが出来ました。

学習の面では、初めはグループワークや難しい授業の内容、テストの度に覚えなければいけない大量の韓国語の単語などに戸惑うことが多かったです。しかし、それにも徐々に慣れ最終的にはテスト勉強も自分の満足が行くまで行うことが出来るようになりました。

今回の留学は、非常に充実しており、沢山の人と知り合うことができ、韓国語能力や専門的知識を身につけることが出来た貴重な経験だったと感じます。

留学経験をどう活かすか

今回は、留学経験を通じて成長した点とそれをどう活かすかを述べようと思います。

私が留学を通じて成長した点は大きく2つあります。一つ目は語学力です。特に専門的な授業を通じた日常会話で使わないような単語を覚えたことで、留学する前よりも単語力がアップしました。また、ネイティブの学生と同じ早さのスピードで授業を受けることになるため、リスニング力も身に付きますし、韓国人の友人と会話すればスピーキング能力も向上させることができます。この語学力を社会人になってからの仕事に活かし、日韓の架け橋となるような人材になりたいです。

 留学を通して得たことの二つ目は、問題解決能力です。留学生活をしていると、どうしても上手くいかなかったり理不尽なことに直面したりすることがあります。今まで私は問題に直面すると混乱して上手く対応できずに泣き寝入りするような事もしばしばでした。留学中に問題に直面していきながら、相手にしっかりと伝え、理不尽な場合にはきちんと異議を唱えて議論をしなければ何も解決しないことを学びました。それにより自分の意見を言ったり、他人の意見も自分の意見も尊重したりする姿勢が身につきました。留学経験によって得た問題解決能力を、今後の仕事や日常生活で課題が生まれた際に活かしていきたいです。

今後も、留学で得た能力を無駄にしないように日本で向上させながら、日常生活や仕事に活かしていきたいです。