Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2012年3月号 経済学部 S.H

日本から持ってきたら良かったと思うもの

基本的な生活用品はこちらで揃えることが出来ますので、日本から持って来たら良かったと深く後悔するようなことはありませんが、日本のお土産は持ってくるべきだったと思います。ホームステイをするわけではないのでうっかりそのようなものを用意するのを忘れていましたが、たとえば友達の誕生日などに、高価なものでなくて良いので日本のちょっとした小物やお菓子はこちらでは手に入らないのでプレゼントすると喜んでもらえるでしょう。醤油、ごま油などの調味料も多少日本で買うよりかは高くなりますが、こちらで手に入るので持ってこなくても大丈夫です。ただ食べるラー油やポン酢など、外国人にとってマイナーな調味料はスーパーで買えません。韓国人の友達たちはみんなで一括で韓国食を通販でドイツから注文していました。そうして送料をみんなで割ると安くなるので、なるほど良い案だなと思いました。このように食べ物も何とかなりますし、もちろん洋服も化粧品も何でもこちらで購入することが出来ます。日本の小説は一応何冊か持ってきましたが、沢山はいらないと思います。沢山持ってきても日本の小説は日本で読めると思うと結局、めったに読みませんし、こちらの図書館に非常に幅広い分野の本が揃っているので私の場合はそれで十分です。

現地の学生、友人について

私の場合、というよりほとんどのリネウス大学の留学生にあてはまると思いますが、ここでは大変多くの留学生が在籍しており、授業も留学生に囲まれることが多いです。またVISという留学生向けのイベントを企画する大規模な組織がありますので交友関係はほとんど留学生同士です。ですから、正直に言うとスウェーデン人の学生の実態を全部説明しろともし言われると、少し難しいです。しかし私にはとても親切でフレンドリーなスウェーデン人のバディがいて彼女から何人かスウェーデン人の友達を紹介してもらいました。私のスウェーデン人の友達たちはとても個性的で楽しい人たちです。そしてきちんと勉強をするときはする、とけじめをつけていると思います。私にはそういったコネクションがあり素敵なスウェーデン人との出会いがありましたが、一般的に、スウェーデン人の現地の学生と友達になるのはそう簡単ではないと思います。スウェーデン人はよく個人主義だと言われています。知らない人には親切ですが、かと言ってすぐ仲良くなるほどのフレンドリーさはそれほどありません。しかし例えば日本の文化に興味がある、もしくは日本語を勉強している学生とはやはり仲良くなり易いでしょう。

イースターについて

多くのヨーロッパの国ではイースターをお祝いします。日本にはクリスチャンが多くないので馴染みがありませんが、もともとイエス・キリストの復活をお祝いする移動祝日だそうです。ここスウェーデンでも3月後半からスーパーマーケットにはイースター用のお菓子が並べられ、ダウンタウンでも木に羽の飾りがついていたりして、可愛らしい光景をよく目にします。一般的にお祝いは4月に行われますが、少し早いイースターパーティを友達に招待してもらいました。まず、大きな卵の形をした入れ物をそれぞれ好きなように飾り付けします。リボン、絵の具、目玉などを使いみんな可愛らしいイースターの卵を完成させ、その中には沢山のお菓子やグミなどを入れます。まるで子供のころに戻ったようでワクワクしました。そしてその次は、本物の卵に二か所、針で穴を空けて口から空気を入れて卵の中身を吹き出します。私は挑戦していませんが、風船を膨らますように、とてもしんどいと友達が言っていました。空になった卵に今度は絵の具でイラストを描き、それを小さな木に吊るして飾りは完成です。初めてのことばかりで楽しいパーティとなりました。スウェーデン人の友達は、なぜこのように卵を飾り付けするのか、意味は知らないが子供のころからしていると言っていました。まるで日本のひな祭りやこどもの日と一緒だなと思いました、私たちも本当の意味を分かっていなくてもそのイベントの食べ物やお菓子を楽しむからです。