①この留学を振り返って
今回の東海大学への留学は、コロナウイルスによる影響で一学期の延期の末、やっと行くことが出来た台湾への留学でした。出発は9月だったのですが、7月に一度派遣中止の連絡が来るといった状況だったので、出発ギリギリまで本当に行くことが出来るのか実感が湧きませんでした。今思えば、こんな状況で留学に行ったことは逆にとても貴重な経験になったのではと思います。
台湾に着いたばかりの頃は自身の語学力への自信がなかったことや、いくら日本と似ているとはいえ慣れない環境での生活に辛い思いをすることが多くありましたが、現地で出来た友人たちと交流を進めていくうちに環境にも慣れ、自分らしいやり方で留学を満喫したものにできたと感じます。
この留学では、台湾の良い所を沢山感じると同時に、日本の良い所にも改めて気づくことが出来ました。そこで自分が今置かれている環境がどれほど恵まれているのかということや、周囲の人たちの協力が私にとってすごく助けになったということが実感でき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。この留学生活の中では辛いこともありましたが、それ以上に自身の大きな成長を感じることができたので、私にとって本当に良い経験になったと感じます。
②留学経験をどのように活かすか
この留学を通して、自分に足りていないところがまだまだ沢山あるということを本当に実感しました。それは語学などの分野はもちろん、物事の捉え方などに対しても同じです。留学中、初めて自分が「外国人」という立場で生活する経験をしたことによって、こうしてもらったら嬉しい、助かるとか、こういうところが不便に感じるなど、日本で生活している上では気付けないことに気付くことが出来ました。また、海外の人と関わる中では文化の差を感じることも非常に多く、多角的な視点から物事を見ることが出来るようになったのは、一つの成長だと感じると同時に、留学に行く前の私は、多様性というものを分かった気になっていたんだなということにも気付きました。今でも完全に自分が今まで慣れ親しんできた以外の価値観や考え方を理解したとは言えませんが、この留学の中で、精神的に成長できたと言える点の一つです。今は、コロナウイルスの影響も比較的少なくなってきていて、海外から日本に来る人も日に日に増加しています。私はこうした内面的な成長や語学面の成長を活かして、今後は海外の人たちと関わることが出来る場で活躍することができたらと考えています。
東海大学の有名な協会
東海大学近くの歩道橋からの景色