Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2023年5月号 国際学部 S.K

①カルチャーショックについて

台湾に来てから8か月経ちますが、台湾は比較的カルチャーショックが少ないと思います。台湾に来る前は、台湾の学生は服や化粧など外見を気にしている人がほとんどいないと聞いていましたが、実際に来てみると、服に気を遣ったり、毎日化粧をしている学生は普通に多いです。それも女性に限ったことではなく、男性も服装や髪がたに気を遣っているんだろうなあという学生は全然います。

台湾の人と日本人との内面的なギャップとして挙げられることは、日本人は人間関係において間やその場の空気を読むことが当たり前に行われていますが、台湾人の場合、私の周囲の台湾人は曖昧な返事を嫌っていて、相手に空気を読んでもらうより、はっきりと口に出して言わないと相手に私の考える事が全然伝わりません。逆にこうした曖昧な返事をしてその場を濁すという行為自体、台湾以外の国でも日本ほど頻繁に行うとは思わないのですが、私は台湾に来てから実際に、ちゃんと言わないと私の意図を汲み取ってもらえないと実感することが多かったため、日本以外ではこうしたやり取りはあまり使えないなと思いました。

②フィールドトリップについて

台湾に来てから、私は二回のフィールドトリップに参加しました。一回は華語中心のフィールドトリップです。華語中心では学期ごとに1回フィールドトリップが開催されていて、私は前学期に参加しました。苗栗市というところに行って台湾の客家文化について学び、客家料理を食べたり、イチゴ狩りをしたりする内容でした。12月には珍しい寒波に加え、天候も雨になってすごく寒かった思い出がありましたが、学生だけでは行けないようなところに行けたのでとても良い思い出です。このフィールドトリップはすごく人気で、また定員もあったため、9時から応募開始だったところ、8時半にはほぼ定員ギリギリでした。中には参加できない学生もいたため、人気そうなフィールドトリップには早めの時間に応募しに行くことが大事です!

二回目は台湾の歴史と古跡の授業のフィールドトリップで台南に行きました。ここでは、養殖場に入って実際に魚を捕まえる体験をしたり、台南の孔子廟を見学したりしました。ちょうどこの時期は、媽祖祭という台湾の大きな祭りの最中で、訪れた孔子廟で神輿の巡幸をみることが出来ました。ただ、やはり台湾はめでたい行事には爆竹を鳴らすのが恒例で、ここでも例外なく物凄い数の爆竹が鳴っていました。私はすぐ近くに立っていたので、初めて至近距離で爆竹が鳴るのを聞いて鼓膜が破れるかと思いました。そのあともしばらく耳に違和感が残っていたので、私よりも近くで耳も抑えずに祭りに参加していた現地の人たちはすごいなと思いました。