Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央大学校
2023年11月号 国際学部 Y.M

《カルチャーショックについて》

この留学で初めて韓国に来たのですが、大きなカルチャーショックを受けたことはあまりありませんでした。恐らく、留学に来る前に韓国についてたくさん調べ、ある程度イメージが自分の中でできていたことが主な理由だと思います。特に日本人が韓国でカルチャーショックを受けた事例など韓国に対して少し否定的な情報も調べたりしていたため、実際現地に来て、文化の違いに直面してもまぁこんなものかと自然と受け入れられる体制になっていたのだと思います。

ただ、宗教勧誘の多さには衝撃でした。日本でこんなに宗教勧誘に遭遇したことがなかったので、怖かったです。無視して速く歩いても、結構しつこく後をついて来てずっと声をかけ続けられることが多いです。学校の周辺は特に多い気がするので気をつけてください。

衛生的な面では少し道端のごみが多い場所もありますが、慣れてしまえばそこまで気にならなくなりました。公衆トイレも清潔な場所が多く、駅のトイレもほとんどがきれいです。外出した際は百貨店のような大きな建物か駅のトイレを利用しています。ただ、場所によってトイレットペーパーを流せず横のごみ箱に捨てなければいけないトイレや(多くはありませんが)入口にあるトイレットペーパーを取ってから入るトイレなどもあり、注意が必要です。

それから、日本もそうですが、韓国も地域ごとに町の雰囲気や人の印象が全然違うなと思います。釜山旅行に行った時はソウルと全く異なる雰囲気を個人的に感じました。ソウルから割と近い水原も雰囲気が違います。地域や利用する駅によって受ける印象が違うので、事前に地域ごとに特徴を調べておいても良かったなと思いました。

 

《寮のプログラム》

寮には自己申請で参加できるプログラムが色々あるので紹介します。

<文化交流プログラム>

これは寮に住む留学生と韓国人学生がチームで活動をし、文化交流をするプログラムです。活動の費用には限度があるものの、すべて寮が負担してくれます。私のチームは留学生3人、韓国人学生6人でした。チキンを食べたり、博物館を訪問したり、市場に行ってみたりと様々なことを経験でき、楽しかったです。韓国の学生とも他国からの学生とも仲良くなれるいい機会だと思います。学期ごとに開催されていて、2学期に応募したのですが1学期も参加しておけば良かったなと後悔しています。

 

<民俗村ツアー>

寮では時々ツアーの開催もあります。1学期はDMZに行き、2学期は民俗村に行きました。これも参加費は寮が全額負担してくれます。民俗村は韓国の伝統的な家屋や伝統的な公演を見ることができ、伝統工芸品の体験もできるところです。韓国の時代劇を実際に体験している気分でした。民俗村は大学から少し距離があり、ずっと行きたいけどなかなか行けなかった場所だったので、今回民俗村ツアーが開催されて個人的にとても嬉しかったです。スケジュールとしては1時間ガイド同行ツアーがあり、その後伝統的な公演を見て、옹기(素焼き)作りをしました。その後、韓服を着ながら友達と自由に民俗村を歩き回りました。ソウルにある宮殿などとはまた違って、一般的な昔の様々な家の様子を見ることができ楽しかったです。伝統工芸品や伝統的な公演も見れて、いい体験になったと思います。