〈この留学を振り返って〉
この留学生活を振り返ってみると、この一年間は大学生活の中で間違いなく最も充実した一年だったと感じています。留学以前は、海外どころか一人暮らしもしたことがなかったため、自分が台湾と異なる国、異なる環境で一年も生活しなければならないと思うと不安で一杯でした。また台湾に来た後も、生活を始めた直後は、台湾の食生活やトイレなど日本と異なる部分に戸惑い、あと何日で日本に帰れるのだろうかと毎日残りの日数を数えることも多かったです。
中でも言語は、私の予想とかなり異なっており本当に苦労しました。個人的に台湾は日本より英語が通じる国なのだと勝手に思っていたため、中国語はろくに勉強もしないまま渡航してしまったのですが、大葉は台湾でも本当に田舎の大学のため、ほぼ中国語しか通じませんでした。そのため留学当初は大葉で生活を送るため、英語そっちのけで必死に中国語を勉強していたことが印象に残っています。その結果、中国語もある程度話せるようになりました。また中国語試験でも、分からない問題が分かるようになり、良い結果を出すことができた際は嬉しかったし、大きな自信になったと感じています。
また、台湾生活において友人に出会えたことは私にとって大きな出来事でした。留学生活を始めたばかりの頃は色々不安でしたが、友人と出会ったことで悩みを相談し合ったり、一緒にご飯を作ったり、旅行したりなど様々なことを共に行う中で、台湾での留学生活を心から楽しめるようになったように感じています。そして、彼らと英語や中国語を用いて話すことは言語を学ぶことへのモチベーションにもなっていました。また、特に仲が良かった友人は同じアパートに住んでいたこともあり、距離感が近く友人というよりも家族のような関係でした。そんな彼らは私にとって本当に大きな存在で、彼らなしでは留学生活をこんなにも楽しめなかったのではないかと思っています。彼らと過ごした何気ない時間が、今ではかけがいのない思い出です。
留学生活を通して本当に様々なことがありましたが、留学の間に学んだこと、経験したこと、全てが私にとってプラスになっていると今は感じています。このような機会を頂けたことに対して本当に感謝しています。ありがとうございました。
〈留学経験をどのように活かすか〉
留学を経て私はより広い視点から日本を見ることができるようになりました。留学以前は日本以外の国に行ったことがなかったため、日本が他国からどのように見られているか、客観的な視点で日本について考えたことがありませんでした。しかし、台湾では至るところに日本文化を見ることができ、台湾にいると台湾に住む人々の日本への関心の高さ、親しみ深さを実感することができます。また、台湾に住む日本人に出会った際も日本について話していると日本の異なる印象、側面に気づかされることも多かったです。こういった異なる視点から日本を見ることで、日本が持つ魅力や問題点を発見し、日本を再確認することができたように感じています。
また、私は先日一年ぶりに日本に帰国したのですが、帰国後の日本は留学前とは全く異なって見えています。人との挨拶や、毎日のごはんなど、留学する前は何気ないことだったものが、今では大切に思えることも多くなり、日本での生活がより好きになりました。
私自身、留学先で培った語学力を就職や将来に役立てたいという思いはあるものの、具体的に留学経験をどう活かすかという明確なイメージは正直ありません。ただ、時々留学の経験を振り返りながら、自分が本当にしたいことを見つけていきたいと考えています。
留学を通じて広げた視野や経験を大切にし、これからも感謝の気持ちを忘れずに、人生を楽しく歩んでいきたいです!
大家一年來一直支持我,非常感謝。再見!
ありがとう台湾!