Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ユニバーシティ・カレッジ・コーク
2024年2月号 国際学部 R.O

試験について

UCCには龍谷大学と同じように授業終了後に試験期間があり、その期間に最終試験が実施されます。授業によっては授業期間内に最終試験を行うものもあります。また、最終試験だけではなく、セメスターの途中で試験が行われることもあります。私は文系の授業しか取らなかったので、テストの内容は一問一答のようなスタイルではなく、自分の意見や考えを述べる記述式のテストでした。

さらに、最終試験、中間試験の代わりとしてレポート課題を課される場合もあります。実際、私はこのタイプの授業がほとんどでした。単語数はだいたい2000words~2500wordsのものがほとんどです。正直に言うと、このレポート課題が留学中で一番辛いといっても過言ではないほどしんどいです。英語の単語数を日本語の文字数に換算するとだいたい2倍になります。そのため、2000wordsや2500wordsは日本語では4000字から5000字程度になります。もちろん、課される問題によっても難しさは変わりますが、日本語でもこの長さのレポートを書いた経験がほとんどなかったので、毎回レポートが終わるかどうかが不安になり、かなりのプレッシャーを感じています。しかし、英語を書く力や考える力が身に付いたと思っています。

また、実技の音楽の授業に関しても最終試験が行われます。授業の締めくくりとして最後にコンサートが行われるので、そこで成績がつけられます。この試験はまだ受けたことがないので、どのような感じなのか分からないところもありますが、授業で練習していたものを何曲か披露する予定です。

 

アイルランドの祝日—セントパトリックスデー

2月号のレポートではありますが、書いている今は3月なので、ここでは3月17日あるアイルランドの祝日、セントパトリックスデー(St. Patrick’s Day)について記しておきたいと思います。

セントパトリックとはアイルランドの三守護聖人の1人であり、アイルランドにキリスト教を広めた重要な人物です。そして、3月17日はそのセントパトリックの命日であり、この日を祝ったパレードなどが行われ、国中がお祭り騒ぎになります。ちなみに、アメリカや日本でもこセントパトリックスデーにちなんだお祭りが行われています。この日にはアイルランドのシンボルカラーである緑の服やアクセサリーを付けることが伝統で、街中が緑色で溢れます。

私もこの日にフラットメイトと一緒にパレードを見に行きました。アイルランドの天気はほとんど曇りか雨の日が多いのですが、この日は珍しく晴れてお祭り日和な一日でした。たくさんの人々が街に集まり、お昼からパブで音楽などを楽しんでいました。パレードではダンスや音楽が楽しめました。アイルランドにちなんだものよりも、様々なコミュニティが自分のアイデンティティを見せるようなパレードになっていて、アフリカの音楽から日本の空手まで多民族国家ならではのパレードだと思いました。日本のセントパトリックスデーのお祭りに参加した際には、アイルランド伝統音楽のライブやパレードがあったので、アイルランドの文化を楽しめるお祭りというイメージがありました。しかし、現地のお祭りはそのイメージとは違い、日本のものの方がアイルランドらしさがあったので、その違いが楽しめて面白かったです。

 

(セントパトリックスデーのパレードの様子)