龍谷大学の交換留学生には、後続の学生が快適に過ごせるよう、「マンスリーレポート」という義務があります。留学先での学修や生活について報告することを目的とする、名前の通り毎月1度、決められたテーマに沿った600字程度の日本語のレポートです。そう、日本語。高校時代、GTECのWriting学年下位0番台を記録した私にとって、こんなに嬉しいことはありません。日本語万歳。今回のテーマは、①渡航・入国について ②オリエンテーション・授業選択について となっています。私はまだELB、所謂語学学校の段階なので、授業選択についてはまだお話出来ることが少ないですが、私の分かる範囲でお伝えできればと思います。また、交換留学で英語力がどれくらい上がるのか、というのも気になるところかと思いますので、各レポートの最後には、その月に言った駄洒落を、文法ミス含め原文ママで掲載しますので、どうぞご確認ください。
① 渡航・入国について
今回の渡航では、マレーシアのクアラルンプール国際空港を経由し、パース国際空港へ向かうルートを選択しました。航空会社はマレーシア航空。理由は勿論安いから。エコノミークラスなので、機内設備は超快適!という訳にはいきませんが(長時間の座位で体中が悲鳴を上げます)、すずめの戸締りやマスク等、映画には事欠かなかったため、飽きることなく過ごすことができました。また、日本発の便の機内食には焼き鳥があったため、ご飯に困ることもありませんでした。機内で最も印象に残ったのは、機内注意喚起の動画。CAさんやラッパーさんの音楽に合わせたガイダンスは、一見の価値ありです。但し、機内Wi-Fiの使い方がどうしても分からず、空港までスマートフォンは使えませんでした。CAさんに聞けば良かったのですが、勇気が出ず。入国後には出てきたので、きっとスーツケースにでも紛れ込んでいたのでしょう。入国については、無人ゲートが完備されており、特段問題無く通過することが出来ました。私は肌荒れが酷く、申告が必要な薬を持っていたのですが、これも口頭で確認するのみで済みました。気を付けることがあるとすれば、オーストラリアは児童ポルノの基準が日本と比較して著しく厳しいため(自分の赤ちゃんの入浴写真も所持できないのだとか)、事前に自分の電子機器内をチェックしておく方が良いでしょう。私は入国から1週間経ってから気付いたため、かなり焦りながらスマートフォンとPCを確認しました(幸い問題になりそうなものはありませんでしたが)。噂によると日本のアニメも検閲対象になる可能性があるということですので、心配な場合は機器を新調しても良いかもしれません。
マレーシア航空の機内食の焼き鳥
② オリエンテーション・授業選択について
カーティン大学のオリエンテーションはとても親切に設計されていて、大学内の建物や設備からお買い得なスーパーマーケットに至るまで、必要な知識を沢山教えていただけました。中でも、「何かあったら取り敢えずここに行け」と言われるCurtin Connectという設備では、学生生活に関するありとあらゆる事柄を質問することができ、カーティン大学という基盤の洗練されっぷりを感じました。授業で使用する教科書も、私は国内にいた段階で購入しましたが、初日のオリエンテーションで購入することが可能です。授業選択については、渡航前に申請していたものも、授業開始前(およそ2か月前?)であれば変更可能ということで、私も今変更の手続きをしていただいているところです。こちらの手続きも、Curtin Connect経由でGo Globalの部署にお願いをして進めていただいています。Curtin Connect万歳。
負けたと思った店頭の看板
以上の通り、海外といっても大きな問題はなく、むしろ日本より快適に感じるところも多々ありました。次回のテーマは環境についてということですので、日本食の入手性や交通網、とりわけバスについてお話出来ればと思います。まだまだ始まったばかりですが、これからも楽しみながら続けていければと思います。
— I’d like to treat grammars carefully as I treat grandma. — (K.K, 2024)
—私はおばあちゃんにそうするように、丁寧に文法を扱いたいのだ。—(K.K、2024年)