①「現地の学生、友人について」
ヤギェウォ大学には、ヨーロッパだけではなく様々な国から留学生が来ており、知らなかった他国の文化などを知ることができ、とても良い経験になっています。授業や寮内でもたくさんの留学生と関わることができます。また、ESN(Erasmus Student Network)というヨーロッパの留学生のためのグループもあります。学期始まりにはOrientation Weekの企画やメンターの紹介をしてくれます。その他にも、毎週TandemというクラブでのLanguage Exchangeの場があったり、WhatsAppのグループでハイキングの計画が立てられることもあったりと、交流イベントはたくさんあります。
私は、主に留学生向けの授業を履修しているので、最初の頃はなかなかポーランドの人たちと会う機会がありませんでした。ですが、ヤギェウォ大学にある日本語学科では、毎月1回日本語サロンが開かれています。日本語を学ぶヤギェウォ大学の学生たちとクラクフに住む日本人が集まって楽しく交流できる機会になっており、日本からの留学生である私たちも参加することができます。また、4月24日にはポーランドの日本語学科のある5大学が集まって開催される日本語合宿がありました。合宿と言う名の通り3泊4日で行われたのですが、授業の関係もあり私は1日だけ参加しました。教室でできない体験型の授業などが行われたり日本の留学生との親睦を深めたり、楽しく日本語を使うことを目的としている合宿です。日本からの留学生が日本語学科の生徒に向けて授業をする機会もあり、私は昭和の文化についての授業をしました。日本について他国の生徒に授業することは自分にとって良い経験になりました。
②「クラクフでの生活」
クラクフでの生活も八か月になりました。少しずつ生活にも慣れて、いつもと違う道を歩いたり、新しいお店を開拓したりできるようにもなってきましたが、最初は本当に分からないことだらけだったことを思い出します。クラクフへは、私はワルシャワ空港から電車を乗り継いでいきました。飛行機でクラクフ空港まで乗り継ぐこともできたのですが、クラクフ空港は町中からすこし外れているため、寮までの交通手段が分からず不安だったからです。しかし、住んでみて、私の寮の近くにバス停があり、クラクフ空港からのバスも止まることが分かりました。クラクフ空港まで乗り換えせずにいくことができるので、私は旅行でクラクフ空港に行く際には、そのバスを利用しました。クラクフ内での公共交通機関にはバスのほかにトラムがあります。トラムもバスも朝早くから夜遅くまで動いていて、朝早くから旅行に行くときなどにも便利です。横断歩道ではトラムが優先なので、慣れない最初の頃、私は横断歩道を渡るときはドキドキしました。
私が買い物でよく使うスーパーはBiedronkaです。テントウ虫がマークのお店で、ポーランドの庶民的なスーパーではないかと思います。しかし、私の寮からは15分ほど歩かなければならず、雨で歩くのが面倒だなと思った時などは近くのJUBILATやLewiatanなどのスーパーも利用しています。どこのスーパーでもパンや野菜などの食品から、シャンプーリンスやトイレットペーパーなどの日用品はある程度買い揃えることはできると思います。しかし、日曜日はどのお店もほとんど閉まるので、買い物に行く時には気を付けなければなりません。Zabkaというお店なら日曜日も利用することができます。また、薬やシップ、虫刺されなどの医薬品はAptekaというお店に売っています。
ヨーロッパの建物は空調が完備されているところがほとんどで、私の寮も部屋の中にいると、外の気温が分からないくらい冬でも部屋が暖かいので、着こんでいる必要がありません。私のルームメイトは冬でも半袖で過ごしていました。