先日、同じクラスを取っているベルギー出身の友達が「昔お父さんがこの日本人の人達と会ったんだよ」と教えてくれて、見せてもらったその写真には坂本龍一さんと宮崎駿さんが写っており、とてもびっくりしました。
という訳で2月号では①カルチャーショック②日本文化の人気 について書いています。
最後の写真も含めて見ていってください。
①カルチャーショックについて
カルチャーショックと聞くと個人的にはどこかマイナスなイメージを持ってしまうのですが、今回私がノルウェーに来て経験したものは、日本において普通だとされている慣習・考えが自分の生き方に最適な在り方なのか思考するきっかけを与えてくれるようなポジティブなものでした。ここではそのいくつかを紹介したいと思います。
まずは休日の過ごし方です。
ノルウェーで出会った多くの友達の休日の過ごし方は、良い意味で質素というか、派手なものではなくシンプルな物事を楽しむというのがほとんどです。例えば、アウトドアな過ごし方としてはハイキング・ランニング・サウナをする人が多く、一方で編み物・読書・料理などインドアな趣味をしている友達もかなりいます。どちらにしても、スローライフというか、シンプルな物事を楽しむ時間を1人でいる時でも友達といる時であっても大切にしているなと感じました。
次は洗髪の頻度です。
日本にいる時から「毎日シャンプーするのは世界でも日本人だけ」と聞くことがありましたが、こっちに来てからそれが本当だと確認できました。
3日に1回の頻度でシャンプーすると言っている友達もいれば中には1週間に1回だけしかシャンプーしないという友達もいます。
さらにドライヤーを使うことすらなく、みんな髪が乾き切ってないまま外出したり授業に来たりします。友達に聞いたところ、毎日シャンプーすることやドライヤーをすることは髪に良くないとのことで、その考えのもとヨーロッパから来ている学生のほとんどは毎日洗髪することはないらしいです。
最後にヴィーガンに対する理解について紹介します。率直に言うと、ヴィーガンに対する理解がすごく進んでいる印象を受けました。かなりの確率でヴィーガン用の食材や食べ物が普通の食べ物と並列して用意されていますし、大学でイベントが行われる際にも必ずヴィーガンの学生に向けて「会場にはヴィーガン学生用のピザ、ハンバーガーもある」と表記されています。私自身は日本でヴィーガン用の食材を使ったレストランのメニューやイベントの食品を目にしたことが無かったので、日本の外に出てからその理解の進みように驚かされました。またヴィーガンの学生自体の数も非常に多く、体感ですが全体の40%くらいはヴィーガンの学生なのではないかなと思います。
②日本文化の人気
ここでは逆に日本文化が他の国の学生たちからどう思われているのかを紹介します。
まず大前提としてアニメはとても人気です。特にワンピースは、日本出身だと伝えるとほぼ毎回のように「ワンピース知ってるよ!」と言われます。ハロウィンの時にもワンピースのキャラクターの格好をしている学生がいました。またワンピース以外にも、鬼滅の刃・スパイファミリー・千と千尋の神隠しなど日本のアニメファンはやはり世界中にいるようでたくさんの学生がアニメのコスプレをしているのを見かけました。中にはいきなりスマホのロックスクリーンを見せてきて、「これ分かる??」と嬉しそうに好きなアニメキャラクターが写っている画面を紹介してくれる学生もいます。
もちろんアニメだけでなく、日本食も大変人気でこの留学中に何人にも日本料理作ってと言われました。残念なことに私はそこまで料理が得意ではないので、日本人として胸を張れるような立派な日本食を食べさせてあげることは出来ていませんが、友達には日本のお菓子やなんちゃって日本食でどうにか満足してもらっています。その代わりに、日本を訪れたいと言ってくれている友達には「日本に来たら本物の日本食を食べさせてあげるよ」とずいぶんと見栄を張ってしまっているので、いつか日本に来てくれた際には思う存分に日本の食べ物を楽しんでほしいです。
これから留学に行く方は私のように困らないためにも、ぜひ日本食の作り方を学んでおくことをおすすめします。
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キッチンメートが作ってくれたナチョス
オーロラ