Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ブレーメン応用科学大学
2025年 2月号 経営学部 H.K

①日本から持ってきてよかった物

日本から持ってきてよかった物は、やはり電化製品系だと思います。例えば、たこ足配線の延長コードやヘアドライヤー、ヘアアイロン。あとは日本のコンセントとドイツのコンセントのプラグの形は違うので、変換プラグも非常に便利です。とはいえ、今言ったものは、変換プラグは見つけるのがめんどくさいかもしれませんが、全てドイツで普通に買えます。日本から持ってきた物は使い慣れている仕様なので使いやすいですが、ドイツの物も値段もスペックも大して変わらないと思います。大体の日用品はもちろんドイツでも、スーパーなどで売っていますので現地調達でもよかったなと思います。ちなみに日本からシャンプーやボディソープを持ってきたのですが、日本の水道水とドイツの水道水はどうやら硬度が違うらしく、日本のシャンプーは流れ落ちにくく、オマケになぜか髪も抜けました。あと、ドイツの歯ブラシはヘッドがとても大きいので、日本製の物の方が個人的には合います。

しかし、日本から持ってきたらよかったなと思う物もあります。それは料理道具と食器です。アジアンスーパーでは日本っぽい道具も食器も大体買えますが、非常に高いです。料理をする時に十分な道具がないのはとても不便です。海外に住む際は日本特有の道具等は日本から持って行くようにした方がいいと思います。

②ドイツでの手続きの適当さ

僕がドイツに来て日本との大きなギャップを感じた事の1つとして、ドイツの機関における手続きの適当さがあります。具体的には、閉鎖口座のデビットカードの申請、ビザ申請、授業について学校に質問、この3つについて言及します。

まず、僕はドイツに着いてすぐに閉鎖口座をアクティベートしました。閉鎖口座とは、外国人留学生やビザ申請者が生活費の保証として開設する制限付き銀行口座です。口座に一定額の資金を預け、毎月の引き出し限度額が設定される仕組みになっています。これは、ドイツでの滞在中に十分な資金があることを証明するために必要とされます。そして、アクティベート後、10ユーロ払ってその銀行口座のデビットカードを申請したのですが、そのデビットカードが申請から5ヶ月経った今でも届いていません。何度か問い合わせのメールを送りましたが、その度対応しますという返事がきて、結局何も変わっていません。

またビザの申請に必要な書類を送ってから、返信が来て、実際にビザの申請手続きを行うまでに、人によりますが大体3ヶ月かかります。その時に仮ビザを貰えますが本物のビザを貰うにはさらにそこから約4週間かかります。ビザの手続きの遅さというのは誰しもが経験することなので仕方ないと言えますが、入国から90日経つとビザが切れて、ビザ申請中なら不法滞在とは見なされませんが、ビザがないと海外に行くことはできないので不便ではあります。

そして、これは僕が直接経験した話ではないのですが、テスト期間の時にテストを受けに行くと教室には誰もおらず、後でどうなっているのか教授に聞くとメールが返って来ず、教務課的な所に聞くと教授に聞いてくださいと言われたそうです。

ドイツでは公共交通機関は全然時間通りには来ませんし、これらのエピソードからドイツの機関の適当さやルーズさが窺えますが、多分そういう文化なのであまり神経質にならずにドイツ生活を楽しむのがいいと思います。