①授業紹介 ②スロバキア人の日本語力について
①後期セメスターでは、5クラス・16単位の授業を登録しました。前期は私が所属しているFaculty of Artの授業のみ履修しましたが、今期は加えてEvangelical Faculty of Theologyから、1クラス授業を履修しています。
・European Museums and World Heritage Sites(月曜 13:15~14:45 4単位)
➡この授業は、前期に履修した「Interactive Elements in Museums」と同じ系統の授業です。違いとしてはヨーロッパの博物館以外にも世界遺産にも触れ、来場者のためにどのような取り組みがなされている点や、改善できると思う点を考えます。
・From Socialism to the EU Membership(月曜 16:40~18:10 3単位)
➡この授業は、戦後の社会主義体制の時代からEU連合発足までの過程で、ヨーロッパ諸国(特に中東欧)の経済がどのように発展したのかを学びます。
・History of Religion(水曜 9:00~11:00 3単位)
➡Evangelical Faculty of Theologyの授業です。この授業は、科学的観点から、宗教にまつわる歴史の理解を深めます。龍谷大学では宗教系統の授業を履修することが多かったため、関連するような授業を探していた際にこの授業を見つけ、履修しました。
・Corrective Pronunciation(木曜 9:00~11:15 3単位)
➡この授業は、英語の音声とその他の言語(基本はスロバキア語)の音声を比較することで、どのような音の違いがあるのか理解を深め、より発音のミスを減らす方法を学びます。
・Saints, Miracles, Examples. Hagiographic Genres and Cult of Saints in Central Europe in the High and Late Middle Ages(木曜 13:15~14:45 3単位)
➡この授業は、主に中央ヨーロッパで知られている聖人伝や奇跡などを学びます。
②後期は、今まで出会ったことのないスロバキアの日本語話者と交流する機会が出来ました。
1つ目の機会は、「Corrective Pronunciation」のクラスメートと出会ったことです。授業初回日に教室前で時間になるまで待っていると、そのクラスメートがやってきていきなり日本語で「日本人であってますか?この授業は今週は休校ですよ」と教えてくれました。まさか日本語を話す学生がいるとは予想が出来なかったため、何も返すことが出来なかったことを今でも覚えています。彼は、日本語学科に所属していないみたいなのですが、非常に流暢な日本語を話します。より話を聞いてみると、約3年ほど、独学で日本語の学習をしているみたいで、毎回のクラス中や、その後の時間に私との会話を非常に有意義にしてくれているみたいです。
2つ目の機会は、10月22日に、コメンスキ―大学の日本語学科の教授主催のランゲージカフェに参加した際です。そこでは学生から大人まで様々な方との日本語で会話する機会がありました。日本のアニメや漫画に興味があったため日本語を学んだという背景もあれば、海外の友達を作るために日本語を選んだという背景など、いろんな事情を聞きました。
2つの出来事に共通して特に私が驚いたことは、日本語の流暢性でした。スロバキア語や英語と比較して日本語には曖昧な発音をする単語が少ないため、発音はしやすいのかと思います。それでも、全く異なる文法で構成されているため、非常に戸惑うことが予想されました。それでも、皆さん非常に流暢な日本語を話しており、スムーズな会話が出来ることが印象的でした。スロバキアから遠く離れた日本の文化に興味を持つだけでなく、言葉も話そうとする姿勢を見ていて、非常にありがたいことだと感じています。