Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

国立高雄科技大学
2025年9月号 文学部 K.S

①カルチャーショックについて

暮らしていけないほどのものではなく、日本と近いだけあって似ている部分も多いです。

ただ、ルールの違いや気をつけなければならないことがあり、慣れるまでには少し時間がかかりました。中でも特に気になったものをいくつか挙げてみます。

まず、各都市のMRT(LRT)内では飲食が禁止されています。うっかり口にしてしまわないよう、利用する際には注意しています。一方で、国鉄系の台湾鉄道では駅弁が売られているほどで、車内での飲食は可能です。

また、コンビニについても驚いたことがありました。入口付近には犬などペットの侵入禁止マークが掲示されているのですが、実際には店内を犬が歩いていたり、トイレを出たら目の前に大型犬がいたりして驚かされました。さらに、ヘルメットをかぶったまま入店したり、イートインスペースで書類を広げて商談をしていたりと、日本ではあまり見られない自由な光景にも出会いました。

加えて、バイクに犬を足元に乗せて走っている様子もよく目にします。放し飼いの犬も多く、校内を二匹で散歩しているのを見かけたこともあり、日本で暮らしていた時には考えられなかった光景に戸惑ったり、不思議に思うことも少なくありません。

最後にトイレについてです。台湾では基本的にトイレットペーパーを流せないうえ、備え付けの紙がない場合がほとんどです。そのため、各自でティッシュペーパーなどを持ち込まないといけません。毎回トイレのたびに携帯する必要があり、慣れるまでは少し大変でした。

②学食について

男子寮の一階には食堂があり、朝食屋さん・ドリンクスタンド・台湾料理屋さん・お弁当屋さんの4店舗が入っています。支払いは現金のみです。

料金は、朝食屋さんではハンバーガーとナゲット、紅茶のセットでおよそ75元。ドリンクスタンドはカスタマイズによって異なりますが、30~50元程度です。台湾料理屋さんでは、鶏肉ご飯とワンタンスープのセットが85元、水餃子は1個3.5元で、10個から注文できます。お弁当屋さんは少し特殊で、まずメイン料理を一品選び、そこから約10種類の惣菜の中から3品を選ぶスタイルです。値段はメインによりますが、だいたい60~90元ほどです。

いずれの店舗も、イートイン・テイクアウトの両方に対応しています。

また、校内には他にも同様の食堂があり、以前紹介した地下の「セルフお弁当コーナー」もあります。ここでは、まずイートイン用のプレートか弁当パックを選び、ご飯を好きなだけ盛りつけます。その後、自由におかずを取り、お会計に持っていくと、食堂のおばちゃんが見た目でさっと値段を計算してくれます。支払いは現金のみです。一応、料金の目安は掲示されていますが、メイン1品と副菜3品でおよそ70元ほどです。量というより、品数や種類で値段を決めているように感じます。

余談ですが、揚げ物は下味をほとんど付けず、後から塩やコショウを振っている様子をよく見かけます。ひとつの揚げ物にソースなどを使い分け、味を変えることで別の料理として提供しているのかもしれません。