①渡航・入国について
フィンランドに入国するにはビザ申請が必要で、EnterFinlandのサイトから申請書を入力します。申請には、パスポート、銀行残高証明書、海外保険証明書、現地の大学の受入許可証、授業料免除の証明書などが必要です。受入許可証は5月末にメールで届いたため、それまでに準備できる書類(残高証明書や海外保険加入など)は早めに整えておくことをおすすめします。銀行取引明細書と記載がありますが、口座残高を示す一般的な英文残高証明書で問題ありません。私は滋賀銀行で発行しました。
ビザ申請完了のメールが届いたら、東京にあるフィンランド大使館での面接予約を行います。予約の際は、画面の最後で大使館領事部ではなくVFSを選択してください。私は6月11日に予約可能となり、7月3日に訪問しました。
渡航については、大学の宿舎が月初1日からの契約で、9月1日に大学のオリエンテーションがあったことから、8月29日に出発し、30日に現地に到着、2日間ホテルに滞在しました。現地の駅でチューターさんと合流し、宿舎の鍵の受け取りをしたり、宿舎に荷物を置きに行ったり、バスの乗り方を教えてもらったりといった手続きがあったので、到着は少し早めにしておくと安心です。
②オリエンテーション・授業選択について
オリエンテーションは全部で3つあり、2つはオンライン、1つは対面でした。多くの学部では始まって1週間ほどでオリエンテーションが行われますが、人文科学部ではありませんでした。しかし、学部サークルが新入生歓迎会を開くとメールで教えてくださり、参加しました。歓迎会ではフルーツバスケットやグループでのイントロドン、三択クイズを楽しみました。参加者のほとんどはフィンランド人でしたが、サークルの方が英語で話すよう呼びかけてくださり、さらに隣で通訳をしてくれる方もいて、とても助かり、楽しく過ごせました。
授業選択は龍大と大きく異なり、授業ごとに登録期間が異なるため、まだ登録できないものや既に終了しているものもありました。また、学部以外の授業も選択可能で、学習の幅を広げられます。それぞれの授業は日程や教室が異なり、時間が重なることもあります。その場合は登録時に各教授と相談します。チューターによると、初回の授業が重なる場合はどちらかを選ぶ必要がありますが、それ以外は相談すれば対応可能とのことでした。
授業にはオンラインや自主学習、他キャンパスのコースも多く、私は対面で受けたかったため選択に少し苦労しました。詳細をよく確認することをおすすめします。私の授業は9~10月に集中しており、11~12月は少なくなる予定です。