Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ランガラカレッジ
2025年9月号 国際学部 H.S

① 渡航・入国について

関西空港から香港空港で乗り継ぎをし、バンクーバー国際空港に到着しました。関西空港から香港空港までは約4時間のフライトでしたが、幸運なことに隣の席が空いており、快適に過ごすことができました。香港空港では搭乗まで約2時間の待ち時間がありましたが、思っていたよりも時間の余裕はなく、また空港内には軽食を購入できるようなコンビニエンスストアが見当たらなかったため、結局購入できたのは水だけでした。ただし、香港空港を出発した後のフライトでは2回の機内食が提供され、さらにその間にも軽食が出されたので、お腹を満たすことができました。また、機内ではブランケットを配布されましたが、想像以上に機内の温度が低かったため、快適に過ごすにはやや厚めの服装で搭乗することをおすすめします。空港に到着すると、多くの生徒はホームステイ先の家族の方々が迎えに来てくれていました。私の場合は、仕事の都合で家族の方々が迎えに来れないということで、手配してくださった送迎業者の方に迎えに来てもらいました。ホームステイ先に向かっている途中の、車窓から眺める街並みは、日本とは建物のデザインや街の成り立ち、清潔さが全く異なり、とても新鮮に感じました。新しく始まる生活への期待と同時に、全く異なる文化や風景に抵抗感も感じたのを覚えています。ホームステイ先に着くと、ホームステイマザーが出迎えてくれて、家でのルールや仕様など、教えてもらいました。優しく丁寧に接してもらえたため、緊張もほぐれて、安心して留学生活をスタートすることができました。

② オリエンテーション・授業選択について

現地に到着した翌日にはオリエンテーションが行われました。内容は主にホームステイに関する説明やクラブ活動の紹介などで、後日には「クラブデイ」も開催されました。オリエンテーションを担当してくれたスタッフの中には日本語を話せる方もおり、ホームステイや留学生活で困ったことがあった際に相談しやすい環境が整えられていました。オリエンテーションではクラブ活動についての詳細な説明はありませんでしたが、後日のクラブデイでさまざまなクラブを知る機会がありました。当初はスポーツ系のクラブが多いと予想していましたが、実際にはほとんどなく、インベストメントクラブや各国の文化を学ぶカルチャークラブなど、アカデミックなクラブが中心でした。授業はオリエンテーション翌日の9月3日から始まりました。私は授業選択ができない語学学習プログラム「LEAP」に参加しており、授業は水曜日を除く平日の週4日、午前8時30分から12時30分まで行われました。このプログラムには、他大学の日本人学生のほか、アジア圏を中心とした社会人を含む留学生など、多様な背景を持つ人々が参加していました。そのため、受講者の全員が英語を母語としない環境であり、英語力をさらに向上させるためには、現地の学生と積極的に交流する必要があると感じました。プログラムの性質上、現地の大学生と関わる機会は限られているため、クラブ活動に参加するなど、自分から積極的に行動して交流の場を作る努力が大切だと実感しました。