①この留学を振り返って
私はバンクーバーに留学をして本当に良かったと思っています。かけがえのない楽しい日々を過ごし、大切な友達に出会うことができました。私は留学に行く前に人種差別についての記事を読んだことがあり、少し人種差別を恐れながら出発したのですが、留学中にそのような差別を感じることは一度もありませんでした。バンクーバーには本当にいろいろな国籍の人が住んでいます。そのため違う国籍の人々が協力して生活をしているように感じました。さらには私が日本人の友達と買い物に行ったときに私たちを日本人だと認識した現地の店員さんが「ありがとう」と、日本語で言ってくださいました。このようにカナダの現地の人でなくても受け入れてくれる温かさを感じ、とてもうれしい気持ちになるようなことを何度か経験しました。私も多くの文化を持つ人が共生する社会の中で、互いにリスペクトをし、人が温かい気持ちになるような行動を心がけようと思いました。そして、留学中に日本人の友達を作らない方がいいのか、ということを留学に行きたい人なら考えたことがあると思います。私はある程度の日本人の友達は作った方がいいと思います。私も留学に行く前は日本人の友達は作らない方がいいと考えていたのですが、実際に行ってみると考えが変わりました。自分自身もほかの日本人の留学生も勉強をするために行っています。そのためみんな本気で勉強し、頑張る努力をしています。日本人の友達がいることでその努力を目の前で見ることができ、自分自身のモチベーションも格段に上がります。実際に私も友達の姿を見て頑張ろうと何度も思うことができました。そう思わせてくれた友達に感謝しています。そして留学生活で困ったことを共有し合い、実りのある留学生活を過ごすことができました。もちろん、ずっと日本人と過ごすことはあまりいいことではないと思うので現地の友達をたくさん作る努力も必要だと思います。また、日本人同士でも英語で会話してみたりと、工夫することもいい案だと思います。日本人の友達を絶対作らないと思って日本人を避けるのではなく、自分の学びのためにも大切な友達と出会うことが一番の近道のような気がしました。この留学を通してできた友達とこれからも連絡を取り合い、お互いの目標を達成するための良い仲間として関係を保ちたいと思っています。
②留学経験をどのように活かすか
私は3か月ほどバンクーバーに滞在し、勉強をしました。短い期間でしたが刺激的な毎日で、日本に帰りたくないと思うほどでした。楽しいことだけではなく、つらいことも何度か経験しました。私の英語力が足りず言いたいことが伝わらなくてうまくいかなかったり、相手の意図を汲み取れなくて申し訳ない思いをさせてしまったりしました。それでも優しく対応してくれた人もたくさんいました。日本という母国にいるときにはあまり気づくことができなかった人の思いやりを大いに感じ、私もこのような思いやりを人に届けたいと思いました。そして、バンクーバーにいた時に感じた思いやりや優しさは人を自由に、その人らしくいられるためのものだと実感しました。この優しさなどは日本とは少し違うものではないかと思っています。例えば日本の街中で自分が好みの服やアクセサリーを着用している人にかわいいですね、などと声をかけることはあまりしないと思います。もしそのような声をかけると、言われた相手は驚いてしまうかもしれません。でもバンクーバーで歩いていると他人が人のことを何気なくほめたり、ほめられた人は嬉しそうにお礼を言ってそのあとも会話が続いている様子を何度か見ることができました。とても素敵な文化だなと、私も真似しようと思いました。このような経験から私は日本でも自分らしさを解放し、多くの人が自分らしさを解放できるような環境を作りたいと感じました。街で音楽が流れているときに踊りたい人は自由に踊り、それを素敵だと感じた人はその人に素敵であることを伝え、その輪がもっと大きくなるような、それを人が楽しいと思えるような社会を作りたいです。私はこの自分らしくいれるようにするために、努力をして自信を持つことが大切だと感じています。私は留学中にたくさん勉強をし、たくさんの人と関わってたくさんのことを吸収したことに自信を持ち、自分らしく過ごしていこうと思えています。これからも努力をして自信を持つことを忘れずに生活したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。