Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーボアカデミー大学
2025年10月号 農学部 H.O

 10月に入り、気温がぐっと下がりました。日照時間もどんどん短くなっています。フィンランド人の友人によると、今がビタミンDのサプリを飲み始める時期だそうです。私たちは夜になるとダウンジャケット、マフラー、手袋が欠かせなくなってきましたが、フィンランド人は薄手のコートやジャケットで出歩いていて驚きます。

 

授業紹介

私は今学期はSwedish level1、Politics and Administration in Finland、Finnish people and their world3つの授業を受講する予定です。

 

Swedish level1

週2回、9月の初めから12月の中旬まで続く授業で、スウェーデン語を基礎から学んでいます。フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語で、これはかつてスウェーデンの領地だった名残だそうです。オーボアカデミー大学はスウェーデン語を使用する大学ということもあり、私はフィンランド語ではなくスウェーデン語の授業を選びました。「オーボ」もスウェーデン語でトゥルクを意味します。

新しく言語を学ぶのは簡単ではないというのが正直な感想ですが、街の標識やスーパーの商品名が少しずつ理解できるようになり、楽しさを感じています。初回の授業の際、先生が私と韓国人の友人に「ヨーロッパ出身の学生達よりもハンデがあるけど頑張ろうね!」と励ましてくれました。

 

Politics and Administration in Finland

フィンランドの基本的な政治・行政システムについて学ぶ授業です。交換留学生向けの授業で、専門知識がなくても受講可能ですが、自分の専攻と関連のある生徒が多い印象です。私は専攻と異なる分野なので聞きなれない単語が多く、毎回必死に取り組んでいます。このコースは10月上旬から始まり、週2回の授業が3週間、そして4週間目に記述式のfinal examがある短いコースです。正直不安ですが、なんとかなると信じています。最近の気温は5℃前後ですが、この授業の先生は毎回半袖で登場するのでびっくりします。

 

Finnish people and their world

トゥルク大学で開講される授業で、10月末に始まり週2回の授業が4週間続きます。まだ開講されていませんが内容が興味深そうなので楽しみにしています。

初めて英語で授業を受けることに不安もありましたが、先生も学生も親切で、助けてもらいながら少しずつ慣れてきました。

 

友人について

今回の自由テーマでは、友人関係と英語について書こうと思います。

トゥルクにはいくつもの大学があり、多くの交換留学生が集まっています。大学が違っても、寮で出会ったり、友人の紹介で知り合ったりと、様々な学生と関わることができます。オーボアカデミーの学生よりも、トゥルク大学やトゥルク工科大学の学生が多い印象です。

また、学生の年齢層がとても幅広いことにも驚きました。クラスメートの中には30代の学生も多く、自分のやりたいことを明確に持ち、学びに真剣に向き合っている姿に刺激を受けています。

私が最も親しくしているのは韓国人の友人たちです。一緒にスーパーに行ったり、ご飯を食べたり、図書館で勉強したり、旅行をしたりと、毎日楽しく過ごしています。とても気が合う大切な友人たちですが、彼女たちと話すときは基本的に韓国語なので、英語の上達を感じにくいという贅沢な悩みもあります。

フィンランドに来てから韓国語を使う機会が予想以上に増えたため、最近は寮のキッチンや授業で積極的に英語を話すよう意識しています。

「留学に行けば自然と英語が話せるようになる」というわけではなく、日々の努力の積み重ねが大切だと実感しました。

それでも、まさかフィンランドに来て韓国語が上達するとは思っていなかったので、これはこれで面白い収穫だと感じています。

人生初のオーロラでした

昼間でしたが寒くて草が凍っていました

韓国人にもフィンランド人にも大人気のアルフォート