Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーボアカデミー大学
2025年11月号 農学部 H.O

トゥルクでは11月14日に初雪が降りました。私の地元は雪がたくさん降る地域なので雪には慣れているほうですが、それでもフィンランドで眺める初雪はとても特別に感じました。雪が降る様子はとても綺麗でしたが、その後、道路が凍りつき、滑りやすくなっていて危険でした。冬は自転車には乗らないほうがよいと思います。

 

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

フィンランドは非常に安全で清潔な国だと感じています。しかし、ときどき変な人に遭遇することもあるので、注意は必要だと思います。

私の場合は、アジア人の女子学生にしつこく話しかけ、仲良くなろうとして近づいてきたり、後をつけてきたりする中年男性に遭遇しました。その人は寮の周りをうろうろしていて、アジア人の女の子を見つけると声をかけてくるようでした。避けても追いかけられたときは怖く感じましたが、寒くなるにつれて出没する頻度は下がったように思います。このような人は滅多にいないとは思いますが、注意するに越したことはないと思います。

また、パーティーでも、たまにしつこく声をかけてくる人がいます。初めの頃は “No” と言うことに慣れておらず、どうしたらよいか分からず、友人に助けてもらってばかりでしたが、今ではきちんと自分で “No” と言えるようになりました。日本と同様に、フィンランドにも本当にいろいろな人がいるのだと感じる経験でした。何か困ったことや怖いことがあったら、すぐに友人に相談することも大切だと思います。

以上のこと以外に危険を感じたことはありません。図書館で勉強するために深夜に出歩くこともありますが、危険な目に遭ったことはありません。図書館や学食でも、みんな荷物を残したまま席を離れるくらい治安がよいと感じています。

一方で、ヘルシンキに旅行に行った知人は、財布とパスポートを盗まれたそうです。人が多い場所や観光地では、日本や他のヨーロッパの国と同じように、スリなどに注意する必要があると思います。

円安とお金の話

このレポートを書いている現在(11/26 15:41)、1ユーロは181.12円まで上がっています。9月には約6万7千円だった寮の家賃は、現在では約7万400円まで上がりました。いつ円をユーロに替えるか、毎月チャートとにらめっこしながら悩んでいます。これ以上レートが上がらないでほしいと切実に思います。

留学を検討している学生にとって、気になることの一つはお金のことだと思います。私自身もそうだったので、今回の自由テーマでは留学費用について書こうと思います。

毎月の主な出費は、家賃、交通費、携帯のデータ料、そして食費と生活費です。家賃は390ユーロ、交通費は月によりますが20ユーロ程度、携帯のデータ料は25ユーロ程度です。携帯は、到着直後に空港のR-kioskiで購入したDNAのプリペイドSIMを使用しています。

学食は学生証があれば2.98ユーロで食べることができます。トゥルクには複数の学生食堂があり、所属大学に関わらず、どの学食でも利用することができます。また、スーパーでは野菜が量り売りされているものも多く、必要な分だけ購入できるので、一人暮らしにも優しいと感じます。

思っていたよりも、日本より安いものが多く、特にフルーツ、野菜、パスタ、パン、お米はフィンランドのほうが安い印象があります。一方で、学生食堂以外のレストランやバーなどでの外食は非常に高価です。ハンバーガーなどのファストフードも、日本円にすると最低でも2,000円ほどします。

そのため、私は基本的には自炊をし、元気や時間がないときや友人との約束があるときは学生食堂を利用し、特別な日だけ外食をする、というスタイルで生活しています。

また、私の場合は「せっかくヨーロッパに来ているのだから」と思い、旅行に出かけることが多いため、旅行費用が家計を圧迫しているのが正直なところです。トゥルクでは様々な国から来た学生に出会い、みんなとてもナイスで魅力的なので、彼らの母国にも行ってみたいという気持ちが大きくなっています。旅行とのバランスを取りつつ、限られた予算の中でやりくりするのが今後の課題だと感じています。

 

学食でヴィーガンジャパニーズカレーが出たので日本人としてパエリアを放棄して食べてみましたが日本のカレーじゃなかった食事です。

初雪の様子です。

友人が誕生日パーティーをしてくれました。手作りのケーキも準備してくれました。