冬学期の授業紹介
10月になると冬学期の履修登録について日本人の友人内でざわざわし始めた。夏学期は履修登録についての概要がメールで届いていたのに対し、冬学期は一切の音沙汰なく履修登録が始まりそして終わっていたので、メールの有無に関わらず10月に入った瞬間に自分の取りたい授業をポータルで確認し日程を把握することが大切である。他の大学では、留学先で取る授業数に最低ラインがあったり、授業内容や使用言語も指定されていたりするらしく皆頭を抱えていた。対して龍谷大学はそのような制約はなかったと記憶しているので、私は今学期も授業数はふたつと控えめにした。
① ドイツ語 語学クラス 週1(1コマ3時間半)
夏学期と同じような語学クラスである。3回に1回が対面授業でそのほかはZoomでのオンライン授業である。評価方法も夏学期と似たようなものであった。
② ドイツ語 コミュニケーション 週1(1コマ3時間半)
ドイツ語B1クラス以上の人が履修必須のクラスである。そのため、使う単語が非常に難しくクラスの人との理解度に差があると痛感している。なので、先生がおっしゃった知らない単語のスペルを推測して片っ端から検索をかけ、内容に追いつくということをしている。また、そこから話している事の内容を推測し、今後来るであろう質問内容を予測して、事前に自分の答えを考えておくということで今現在は何とかやっている。
「言語能力が消えたあのちゃん」VS 発言第一の留学生活
少し前、語学クラスでのペア活動にて、テーマの一番重要な単語が聞き取れず自分自身の愚かさに絶望したことがある。ペアの方も聞き取れなかったらしく、私が先生に「課題の単語が聞き取れず、活動が行き詰っています。申し訳ありませんがもう一度だけ課題内容を聞いても良いですか」と正直に聞いたところ、先生は快く丁寧に答えてくださった。そしてこの後、なぜか運良くすらすらとしゃべることができ、「この子はドイツ語を比較的理解しているがシャイなせいで自分から発言しないんだ」とおそらく勘違いされてしまい異常に当てられるようになってしまった。ただ、当てられているうちが華である。次回から自発的に発言しないと、当てられるというチャンスすら与えてもらえなくなるので非常に焦っている。
話は少し変わるが、私は言語に関わらず言葉を発することが下手だという自覚がある。初対面の日本人から「どこの国からいらっしゃったんですか」と真剣に問われ、まったくもって不愉快だが「言語能力が消えたあのちゃん」と言われたほどである。人間に生まれるにしてはかなりのハンデであり、発言第一の留学生活とはきわめて相性が悪い。ただ、発言を頑張ることは大前提として、授業に限らず正直さと愛嬌が一番大事なような気がしている。あまり大きな声では言えないが「多少ポンコツであっても一生懸命頑張っている私、可愛いだろ❣」くらいの傲慢さがあると病むことなく頑張れる。