Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2025年11月号 文学部 L.I

①余暇の過ごし方
 韓国での余暇の過ごし方として、現在行っているのは授業の復習です。授業資料を確認しながら日本語に訳す作業を行うことで、韓国語能力の向上と授業内容の理解を同時に進めることができます。授業中に聞き取れなかった表現や専門的な語彙を、資料と翻訳機を照らし合わせながら丁寧に確認することで、学習内容がより確実に定着します。また、韓国語と日本語の間で漢字の意味の違いを考察する機会も多く、語学学習だけでなく自分の研究分野である漢字文化の理解にも役立つと感じています。復習の時間は一見地味ではありますが、留学生活の大きな柱となる重要な時間です。
 もう一つの余暇の楽しみ方として、ソウル市内のさまざまな大学を訪れて学食を食べ歩くことがあります。大学ごとに料理の傾向や価格帯、メニューの特色が異なるので日常的に小さな発見があります。多くの大学は広いキャンパスがあり、食堂へ向かうまでにキャンパスを通過することも多いため、軽い運動にもなります。また普段は接する機会のない他大学の雰囲気に触れることで、自分の学習環境に別の視点からの新鮮さを感じることができます。観光のような非日常感もあり、留学中ならではの楽しみ方だと感じています。
 このように、韓国での余暇は学習の深化と気分転換の両面を意識して過ごしています。日々の小さな積み重ねが、留学生活全体を豊かにしていると実感しています。

 

②語学力
 韓国での生活を通して、自分の語学力が着実に向上していることを実感しています。特に意識して取り組んでいるのは読書と授業の復習による語彙力・文法理解の強化です。授業で扱われた内容を一度日本語で整理しながら読み返すことで表面的な理解ではなく、文法構造や語の使われ方まで含めて再確認することができます。新しく学んだ表現がどのような場面で自然に使われるのかを、本の文章から学ぶことは、自分にとって学習の第一ステップとも言えます。そのうえで、友人との会話は実践の場として大きな役割を果たしています。授業で得た知識を実際に使うことで、文法や語彙が単なる知識ではなく語学能力として定着していきます。友達との日常会話では、授業では扱われにくい口語的な表現や若者の言い回しを知ることができ、韓国語の自然なリズムやイントネーションを体感しながら身につけることができます。また、自分の発音を相手がどのように受け取るかをその場で確認できるため、発音の弱点を把握しやすく改善のきっかけにもなっています。
 このように、読書と復習による知識の蓄積と、友人との会話による実践を循環させることで、韓国語の運用能力が向上しました。学んだ情報を頭の中で整理しそれを実際に使うことで初めて言語として機能することを強く感じました。今後もこの流れを大切にしながら、より自然で深みのある韓国語を運用できるよう努力を続けていくつもりです。