私が受講している科目は、聴力、口語、閲読、精読の4種類です。前期のクラスは、10人くらいで、日本人と韓国人だけでした。しかし、今のクラスは、26人くらいいて、日本人、韓国人以外に、アメリカ人、ロシア人、オーストリア人の学生がいて、にぎやかで、新鮮な感じがします。
聴力…テープを聞いて、問題を解きます。会話文が長かったり、話す速度が速かったり、知らない表現が出てくると、聞き取れないこともよくありますが、問題を聞いた後、先生が解説していくので、とてもわかりやすいです。
口語…二人一組や四人一組になって、決められたテーマについて話し合ったり、自分の意見を主張します。口語的な表現や、中国語の言い回しを学びます。
閲読…知らない単語が出てきても、辞書を使わず文から推測して考えます。できるだけ早く、情報を読み取る訓練をします。成語や比喩などが出てくる時もしばしばあります。
精読…主に文法や、単語、本文について学びます。先生が一番重視していることは、単語です。単語の意味や、その単語とよく使用される単語などと関連付けて説明してくれます。精読は周に4コマで、聴力、口語、閲読は周に2コマあります。また、口語と精読は毎回のように宿題があり、苦戦します。
授業は基本的に午前中で終わりですが、たまに午後も授業があるクラスもあります。午後は、太極拳、書道、中国文化、中国画など自由に受講できる授業もあります。
治安、危険を感じたこと、トラブル等について
私が中国に来る前は、治安は大丈夫なのかと心配していましたが、実際これまで中国で生活しているなかで、特に身に危険を感じるようなことはありませんでした。大連は中国国内では、比較的治安がよいところだと言われています。
私はスリなどで、怖い思いをしたことはないのですが、やはりスリや窃盗があることは事実です。私の知り合いで何人か、荷物を盗られたという話を聞いたことがあります。バスや電車の中でカバンの中から貴重品を盗られた、あるいは貴重品をズボンのポケットに入れていた時に、抜き盗られることもあるようです。人がたくさんいる場所では、スリや窃盗が多いようなので、注意が必要です。しかし、貴重品や荷物などは、気を付けていると盗られることは、ほとんどありません。
中国は反日感情が強くて、日本人は危険なのではないかと思うかも知れませんが、日本人という理由で、トラブルに巻き込まれたことはありません。むしろ、大連は日本人に好意的な人が多いです。中国では、日本に興味があって、日本語を勉強している人がたくさんいます。日本人だとわかると、日本のことについて質問して来る中国人の人もいます。
最近、日中関係が悪化していて、反日感情が強まっているというような報道もありますが、そのようなことは特に感じたことはありません。
ここで中国の列車について少し説明します。中国のほとんどの場所には、鉄道が敷かれています。なので、中国国内、長距離を移動するときには、とても便利です。列車は飛行機に比べて、値段が安いです。また、切符も比較的入手しやすいといった利点があります。
列車の座席には硬座、軟座、硬臥、軟臥の4種類があります。またその他に、席無しの无座というものもあります
硬座…普通席、スプリングのない席。少し長めで三人掛けの座席です。座席は直角で、硬く、座り心地があまりよくありません。
軟座…一等席、グリーン席。硬座に比べ座席が柔らかく、隣の人と間が手すりで仕切られているため、間隔があります。
硬臥…普通寝台。寝台車で一人につき、一つベッドがあります。一列が3段ベッドのようになっています。一番上と二番目のベッドは、天井が狭く、座った時に首を傾けないと、座ることができません。とても、きつい体制になります。水を飲むのも一苦労です。
軟臥…一つの部屋に4つのベッドがあります。硬臥よりもベッドが柔らかく、天井も広々としていて、個室になっています。
无座、硬座、軟座、硬臥、軟臥の順に、快適になっています。无座の人たちは、折りたたみ式の小さな椅子や、新聞紙を自参して通路に座ったりしています。特に、連休の時は席がすぐ売り切れるので、无座の人たちがたくさんいます。