①環境について
11月のフィンランドは、私にとって「環境」を強く意識する月になりました。気温が一気に下がり、日照時間が短くなって雨の日も増え、屋外の空気や光の変化が生活のリズムそのものを左右するのを実感しました。外に出て気分転換する余裕が減るにつれて、自然と24時間開いている図書館に籠る日が続き、季節や天候といった環境の変化が行動範囲や気分に影響することを、身をもって理解しました。学期末の最終課題が重なり、生活の軸はほぼ授業と課題になりました。友達と遊びに行ったり、サッカーをしたり、ジムに行ったりする機会が激減し、普段なら最低週2回はサウナに行って体を整えるところも、課題優先で後回しになりがちでした。結果として、食事は食堂で手早く済ませ、図書館で長時間過ごすという「室内中心」の生活が定着しました。外の環境が厳しくなるほど、人は暖かさや明るさ、落ち着ける場所を求め、生活の拠点が自然に絞られていくのだと感じます。忙しさの中でも、夜遅くまで残っている現地の友達と一緒に課題を進め、休憩中に雑談する時間が息抜きになりました。天候に左右されて行動が制限される時期だからこそ、身近な人との関わりや安心できる居場所が「自分の環境」として大きな支えになることも学びました。プレゼン課題では、限られた時間で内容を的確に伝えるために、話を組み立て、スライドも情報を詰めすぎず要点が見える形に整える必要がありました。発音の正確さ以上に、論理のつながりや引用の示し方、聞き手への配慮が重視され、細かいフィードバックを受けたのが印象的です。加えてインディペンデント授業のレポート期限も迫り、複数の締切に向き合う中で、環境の変化に合わせて自分の生活と学習の形を調整する力が鍛えられた月だったと思います。
②休み
最終課題が落ち着いた11月末、友達とヘルシンキとエストニアのタリン旅行に2泊3日で行きました。フィンランド留学が始まって以来、都市のヘルシンキに行ったことがなかったため、とても楽しみでした。1日目の朝からヘルシンキへ電車で4時間かけて行き、ヘルシンキの街を歩き周り、ヘルシンキ大聖堂などの観光地やお土産屋さん、マーケットホールなどを周り、夜はヘルシンキのサウナに行きました。2日目も朝からタリンへ行きました。ヘルシンキから船で2時間で着きました。タリンの有名な旧市街地ではクリスマスマーケットがあり、少し早いクリスマスを楽しむことが出来ました。3日目はヘルシンキへ戻り、ヘルシンキのクリスマスマーケットにも行きました。どちらのクリスマスマーケットも多くの人で賑わっており、とても楽しかったです。ただ、旅行に行っている間も課題が少し残っていたため、ホテルに戻った夜に少しずつ進めたり、電車の移動時間を使ったりして課題をしました。もう一つ旅行に行きましたが、バスで1時間ほどで着くクオピオへ日帰りで行きました。クオピオではヨエンスーにない大きめのサウナに入りました。ヘルシンキのサウナもクオピオのサウナも、ヨエンスーのサウナに比べたらぬるいことに気づきました。個人的にはヨエンスーのサウナが一番好きです。
実は私はヘルシンキとクオピオの旅行で一回ずつ差別を経験しました。クオピオでは吊り目のジェスチャーで近くまできて煽られました。ヘルシンキでは、差別と言い切れるかはわかりませんが、お店に並んでいるときに、目が合った男性に顎を殴られました。ここまでの経験は今までしたことがなかったので驚きました。私はここで社会学を専攻し、Discrimination の授業も履修していたため、授業で学んだものを、実際に経験することで、リアリティを伴うものとなりより深く考えさせられました。