Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ランガラカレッジ
2025年12月号 国際学部 S.H

12月号では、約3ヶ月間カナダのバンクーバーで過ごした時間の総括として①この留学を振り返って②留学経験をどのように活かすかについて書きました。

①この留学を振り返って

異国の地で長い時間を過ごす、生活すること。これは私にとって初めての経験でした。実際に、ホームステイで全く異なる家族の形の中でその一員となって生活を共にすることや多様なバックグラウンドを持つ人とお互いの経験や考えを共有すること、国家の歴史観強いて言えば先住民と現代社会の関わり方を知ることは、テレビやSNSなどの媒体を通して触れるのとは異なり、それがファンタジーや空想のようなものではなく、そこには身体性があることで自分にとって、よりリアリティのあるものとして感じられるようになりました。人々が全く違うところで全く違う生き方で今を生きているということに気づくことが出来て、何気なく過ごしているといつの間にか視野が狭くなり自分が属している社会が全てなんじゃないかと思ってしまう私が啓発されたいい機会になりました。また、私にとって、現地の学校の生徒に向けて授業を実施した経験はとても実りのあるものだったと感じています。この授業では、ランガラカレッジの日本語学習コースで教鞭をとっている先生からのアドバイスを受けながら、授業の企画から実行まで基本的に自分一人で行う必要がありました。学生が日本のどんなことを知りたいのか、どのような形でそれを届ければより魅力的なものになるかを考慮して毎週の授業をすることは大変だった思い出があります。ですが、授業を通して増えていく彼らの笑顔や授業に積極的に参加してくれる姿勢を見るのはとても嬉しかったです。総じて、私にとって、この留学は思いを新たにする機会であったとともに取り組みがいがあったものだと感じています。

②留学経験をどのように活かすか

ランガラカレッジの語学学習コースでは、英語の学術的な使用方法についてリーディングやライティング、プレゼンテーションなど複数の分野を通して学びました。特に印象に残っているのはgeneralとspecificの概念です。これは、どの分野にも共通している基本的なことですが、情報を他者に伝える際にはまずもっとも抽象的(general)な情報を伝え、その後により具体的(specific)な情報でその抽象的な情報を捕捉するという方法です。この方法は、日本語文化に関する授業を作成するときや実施した時にも使う機会があり、授業の中でのプレゼンテーションの機会に加えてこの方法を毎週の授業の実施で実践することができ、この方法をしっかり定着させることができました。先述の概念を定着させると同時に、毎週の授業を実施することでプレゼンテーション能力も向上しました。授業を計画、実施していく中で、生徒の注意を引きつける工夫や能動的に授業に参加する姿勢をどのようにつくっていくかを考慮した授業ができるようになっていきました。これらの身につけた能力は、日常生活から在学中の研究発表、さらには卒業後仕事をしていく中で活用できるものだと思います。例えば、研究発表を行う時にはリサーチの段階でも抽象的な情報と具体的な情報の整理をすることでより円滑なリサーチが可能になり、発表段階ではよりわかりやすく、視聴者がより興味を持てるような工夫されたプレゼンテーションを実施できると思います。このように、この留学で学んだ内容は学生や社会人など様々な役割として社会生活を送る上で活かせるものだと確信しています。