冬休みについて
今回は冬休みと一週間のStudy breakについて書こうと思います。オーストラリアの冬休みは自分の期末試験が終わり次第始まるため、個人差はありますが、およそ6週間くらいでした。忙しかった前期とは対照的にとてものんびりした毎日を過ごすことができました。この期間中に今まであまり行けなかったパースシティーに何度も遊びに行けて土地勘もついたかなと思います。中でも友人と行った韓国料理店とカラオケがとても楽しかったです。シティでカラオケ店といえばそこくらいしかないらしいのですが、しっかり日本の歌も用意されていたので日本語と英語の歌が飛び交って面白かったです。また、他には映画を見に行ったりもしました。もちろん日本語字幕はないので会話の内容を完全には理解できませんでしたが、それでも十分楽しめる程余裕をもって観ることができました.やはり半年の滞在中に英語に対して抵抗力もなくなり、少しは成長できたのではないかと感じました。冬休みで一番楽しかったのは、友人が寮に泊まりに来たことです。前期はほぼ毎日顔を合わせていたものの、遠くに住んでいるため休み中はなかなか会えませんでした。その友人が泊まりに来て、私の家族とスカイプで話したり、お酒を飲んだりとすごくいい思い出ができました。
冬休み中その他の面で印象に残ったことは、寮の住人が二人入れ替わったことです。新しくオーストラリア人二人が住み始めて、寮の中にオーストラリア人三人が住む構成となり、以前に比べオーストラリア英語に触れる機会が増えたように思います。マレーシアなど他の国の人たちの英語とは全く違って、ネイティブ同士の英語はとても速く、さらにスラングもたくさん使うので未だに慣れません。オーストラリア人の友人は前期から交流していましたが、ほとんどが日本語を勉強している人たちなので私のことを理解してゆっくり話したり丁寧に説明してくれたり、少なくともコミュニケーションで不自由を感じることはほとんどありませんでした。ただ、本当に日本と関わりのないネイティブと話すと自分の英語はスピード面でも単語面でもまだまだだと感じさせられて、しかしながらある意味でオーストラリアに来たころの新鮮な気持ちに戻れて、良い緊張感のもとで生活できているのかなと思います。
ここからは冬休みが終わったあとの後期の話になりますが、授業ではなく休み期間にあったことを少し紹介したいと思います。実は八月の初めから授業は始まったのですが、8月中旬の日曜日にOpen Dayというオープンキャンパスなるものが大学全体で催され、そこに私たち日本人学生もお手伝いという形で参加しました。内容は折り紙、書道、相撲の体験コーナーを任され、折り紙と書道に関しては実際に見本も見てもらい日本の文化を知ってもらうという形でした。基本的には進路について考えている高校生に日本語の授業を宣伝するためのものでしたが、実際は家族連れの方たちや小さい子供たちに大人気で、とても忙しかったです。その中で日本人にとってはなんてことのないものがこっちの人たちにとっては特別なものもたくさんあると改めて文化の違いを感じることができました。そのあとは日本語コーナーのメンバーと先生とで中華レストランに行き、夕食をご馳走してもらいました。これも8月の中のメインイベントだったかなと思います。
最後にNo Teaching Weekについて。マードック大学にはStudy Break期間があり、一週間のお休みが与えられます。そこで私と友人と二人でロットネスアイランドという島へ一泊二日で旅行に行きました。実はそれも私たちがとっている授業の一環として行ったので完全な遊びではないのですが、それでもとても有意義な時間を過ごすことができました。その授業に関してはまた次回書けると思うので、今回はその島での滞在について書こうと思います。島全体はあまり大きくないため自転車で島を見て回る、いわゆるサイクリングが一つの観光業になっていました。私たちはフェリーで到着後、すぐに自転車を借りて島一周の旅へ繰り出しました。海もとてもきれいで、冬にもかかわらずバーベキューや泳いでいる人たちもいました。またクォッカという動物でも有名な場所であり、いたるところで見られました。灯台や博物館など、たいして大きなものではないですが、旅行者が訪れるところも一通り見て回り、あとはホテルで過ごしました。たった一泊二日の短いものでしたが、その中でオーストラリアらしい文化や景色を見ることができ、貴重な体験となりました。