Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フォンティス応用科学大学
2026年 4月号 国際学部 M.Y

①現地の学生・友人について

 私が所属している学部では、スペイン人の学生がかなり多いのが特徴です。クラスの中でもスペイン出身の学生が占める割合は大きく、グループワークや日常のやり取りでも自然と関わる機会が多くなっています。ただ、構成としてはスペインだけに偏っているわけではなく、イタリアやポルトガルといった南ヨーロッパの国々を中心に、他のヨーロッパ各国、さらに南米やアジアからの学生も在籍しています。そのため、一見似ているように見えるヨーロッパ圏の中でも、文化や考え方、コミュニケーションの取り方に違いがあることを実感する場面が多く、日常そのものが異文化理解の機会になっています。また、秋学期と比べると春学期は交換留学生の人数がかなり減っていて、体感では半分くらいになっている印象です。この人数の変化は授業の雰囲気にもはっきり表れていて、秋学期は人が多くてやや賑やかな環境だったのに対し、春学期は全体的に落ち着いた雰囲気になっています。その分、一人ひとりが発言する機会は確実に増えていて、ディスカッションにも参加しやすくなりました。以前は周りの発言を聞くことが中心になりがちでしたが、最近は自分から意見を出す場面も増えてきており、授業への関わり方が少しずつ変わってきたと感じています。また、教員との距離も近くなったことで、授業後に質問をしたり、追加で説明を求めたりするハードルも下がりました。プライベートでは、自分の学部に限らず、他学部や他学科の学生ともよく関わっています。特にスペイン人に加えて、イタリア人やポルトガル人の友人と一緒に過ごすことが多く、食事に行ったり、イベントに参加したりといった時間を通して自然と関係が深まっています。彼らは全体的にフレンドリーで、初対面でも距離を詰めるのが早い印象があります。その影響もあって、自分自身も以前より積極的に話しかけるようになり、人との関わり方が変わってきたと感じています。また、日常的な会話は基本的に英語で行われるため、授業とは違った形で英語を使う機会が多いのも特徴です。授業ではある程度整理された英語が使われることが多いですが、プライベートの会話ではスピードも速く、スラングやカジュアルな表現も多く出てきます。最初は聞き取るのに苦労する場面もありましたが、徐々に慣れてきて、自然な会話の流れにもついていけるようになってきました。こうした環境は、自分の英語力を実践的なレベルで引き上げる上で非常に大きいと感じています。さらに、文化の違いは日常の細かい部分にも現れています。例えば、時間に対する感覚や約束の捉え方、食事のスタイルなど、日本とは異なる点が多くあります。最初は「ルーズだな」と感じることもありましたが、実際に一緒に生活する中で、それが単なる違いであり、必ずしも良し悪しではないということに気づきました。今ではそうした違いを前提として受け入れ、自分なりにバランスを取りながら関係を築けるようになってきたと感じています。

 

②4月にあったオランダでのイベントについて

 4月はオランダでさまざまなイベントがあり、現地の雰囲気を体感できる機会が多い1か月でした。まず印象に残っているのは、サッカークラブであるPSVアイントホーフェンがリーグ三連覇を達成し、それに伴ってアイントホーフェン市内で優勝パレードが行われたことです。当日は街全体が祝賀ムードに包まれていて、多くの人がクラブカラーである赤と白の服やグッズを身につけて集まっていました。選手たちが乗ったバスが市内を巡る様子を実際に見ることができ、普段の街とは全く違う熱気を感じました。スポーツの勝利がここまで街全体を巻き込む形で祝われるというのは、日本ではあまり経験したことがなかったため、とても新鮮でした。また、春の時期にしか開園しないキューケンホフ公園にも行きました。園内にはチューリップを中心にさまざまな花が植えられており、その規模と美しさは想像以上でした。実際に訪れてみると、単に「きれい」というだけでなく、観光地としての完成度の高さも感じました。人の流れがしっかりと設計されていて、混雑していてもストレスなく回れるようになっていた点や、写真スポットの配置など、細かい部分まで工夫されていると感じました。また、オランダが花卉産業で世界的に有名である理由も、こうした現場を実際に見ることでより具体的に理解することができました。さらに、4月末にはキングスデーに合わせてアムステルダムに行きました。この日は国王の誕生日を祝う日で、オランダ中がオレンジ色に染まると言われるほど大規模なイベントです。実際に現地に行ってみると、街中が人であふれており、運河にはたくさんのボートが出ていて、それぞれが音楽を流しながら盛り上がっていました。また、路上ではフリーマーケットが開かれていて、誰でも自由に物を売ることができるという文化も印象的でした。観光客だけでなく、地元の人たちも同じように楽しんでいる様子が見られ、国全体で一つのイベントを作り上げているような一体感を感じました。これらのイベントを通して感じたのは、単に見るだけではなく、その場の空気の中に入っていくことの大切さです。実際に現地で人と同じ空間を共有することで、その国の文化や価値観をよりリアルに理解できると感じました。4月は授業外での経験も非常に充実しており、学びの幅が大きく広がった1か月だったと感じています。

 

【画像1】psvの優勝パレード

【画像2】キューケンコフ公園

【画像3】キングスデー