Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2026年5月号 国際学部 H.K

最終号では、【この留学を振り返って】と【留学経験をどのように活かすか】について紹介します。

【この留学を振り返って】

フィンランドでの9か月間の留学生活は、本当にあっという間でしたが、これまでの人生の中でも特に濃密で充実した時間でした。現地では、自分が学びたい学問に向き合いながら、新しいことに主体的に挑戦する機会に恵まれ、一日一日を悔いなく過ごそうという意識を持って生活していました。

私が滞在したヨエンスーは、大学を中心に成り立つ落ち着いた地方都市です。娯楽施設は決して多くありませんでしたが、その分、友人を家に招いてホームパーティーを開いたり、公園でジョギングをしたり、サウナを楽しんだりと、自分たちで工夫しながら豊かな時間を過ごしていました。また、大学で大きなイベントが開催される際には街全体が活気に包まれ、学生と地域が一体となる独特の温かさも感じることができました。

大学での学びも日本とは大きく異なっていました。講義を受けるだけでなく、プレゼンテーションやレポートに取り組む機会が多く、自ら考え、発信する姿勢が求められました。また、フィンランドの厳しい冬や大きな気候の変化を経験し、日本では味わえない自然の魅力や環境の違いを肌で感じることができたことも印象に残っています。

さらに、長期休暇を利用して周辺国へ旅行したことも、留学生活を語る上で欠かせない経験です。行き先の選定から航空券や宿泊先の手配、現地情報の収集までをすべて自分で行い、時には予期せぬトラブルにも対応しなければなりませんでした。その過程で問題解決能力や自立心が養われ、多様な文化や価値観に触れられたことは、自分の視野を大きく広げてくれました。

そして何より印象的だったのは、自分自身と向き合う時間が多くあったことです。アルバイトもなく、授業時間も日本より比較的少なかったため、自分について考える機会が自然と増えました。その中で、自分の語学力や行動力の不足に悔しさやもどかしさを感じることもありましたが、その経験があったからこそ、自分の課題や強みを見つめ直すことができました。また、周囲の人々や環境から積極的に学び、自分らしさについて考える中で、人間的にも大きく成長することができたと感じています。大学生活4年間のうち、その4分の1にあたる時間を留学に費やせたことは、私にとって何ものにも代えがたい経験となりました。

留学経験をどのように活かすか

今回の留学で得た最も大きな学びは、多様な価値観や生き方に触れたことで、「自分自身で考え、自分自身で選択すること」の大切さを実感できたことです。留学中に出会った人々は、それぞれ異なる目標や価値観を持ちながら、自分らしい人生を歩んでいました。その姿を見て、「こうしなければならない」という固定観念にとらわれる必要はなく、自分の意思で選択していくことが大切なのだと気づかされました。

また、異国の地で生活する中では、誰かが答えを与えてくれるわけではありません。分からないことがあれば自分で調べ、困ったことがあれば自分で解決方法を考えなければなりませんでした。そのような経験を通じて身についた主体性や行動力は、今後の就職活動や社会人生活においても大きな強みになると考えています。環境が変わっても受け身にならず、自ら考え、挑戦する姿勢を大切にしていきたいです。

さらに、留学中に感じた悔しさや失敗も、今では自分にとって大切な財産だと感じています。語学力が思うように伸びなかったと感じることや、もっと積極的に行動できたのではないかと後悔する場面もありました。しかし、その経験があったからこそ、自分に足りないものを知り、成長への意欲を持ち続けることができました。帰国後も現状に満足することなく、新しい環境や未知の挑戦に積極的に飛び込んでいきたいと思います。

そして何より、留学を通じて得た「自分の物差しで考える力」をこれからも大切にしたいです。周囲の評価や既成概念にとらわれすぎることなく、自分が本当に大切にしたいことや挑戦したいことを見失わずに歩んでいきたいと思います。この9か月間で得た学びや出会い、そして経験のすべてを今後の人生の糧とし、自分らしいキャリアと人生を築いていきたいです。

↓↓↓留学最後の1週間

  

 

本当に楽しく、時には苦しいこともありましたが、そのすべてがかけがえのない経験でした。多くの人との出会いと学びに恵まれ、大きく成長することができたこの9か月間は、私にとって一生忘れたくない大切な時間です。Kiitos❤