この一年を振り返って
ノースリッジでの留学もいよいよ終盤を迎えました。この一年間はとてもたくさんのことがあり、たくさんの友達ができ、たくさんのことを経験し、挑戦することができました。しかしとても短く感じました。わくわくしながらロスの空港に到着した初日が、本当に昨日のように感じます。
過去に留学経験はありましたが、一年間の留学は初めてで、しかも一人暮らしも初めてだったので、最初は色々不安でしたが、ゆっくりと慣れていきました。
もちろん英語力は成長したと思いますが、他にも、自己管理能力、責任感、決断力、考え方の柔軟性など、色々な部分を成長させることができたと思います。
本当にいい気候、いい環境、いい友達に囲まれて一年間過ごすことができたので、人生の中で一番充実した一年間になりました。
帰国後どう留学経験を生かすか
まだはっきりと将来の進路は決まっていないのですが、一年間このテーマを思い浮かべながら過ごしていたので、プランは山ほどあります。今までの自分は将来何になりたいのか、何をしたいのか、というイメージが全く浮かばないまま大学生活を過ごしていたのですが、今では本当にたくさんのイメージが見えていて、帰国後に一つずつ挑戦することを楽しみにしています。
こんな風に自分の可能性を広げることができるものが、留学だと思うので、帰国したらまずSABSに帰還し、一人でも多くの人に留学について知ってもらい、興味を持ってもらえるように活動したいと思います。
カリフォルニアに学んだこと
ここに来て学んだことは英語だけではありません。一番勉強になったことは、数多くの人種から成る風習、文化、言語、コミュニティーです。
初めてリトルトーキョーに行ったときにカフェで一人の日本人のおばあさんに会いました。日本出身の方でしたが、60年以上も前にカリフォルニアに移住し、息子も孫もこっちで暮らしていると言っていました。日本に帰りたいかと聞くと、私は友達も家族もこっちに住んでいて、ここでもなにも変わらず暮らしていけるからいいと言っていました。それを聞いたときにカリフォルニアへの興味がとても深まりました。
ナショナリティーに関わらず、コミュニティーを一つの国として、協力しながら生活している、それがカリフォルニアの面白いところです。
もう一つここで学んだことは大学制度、規模の違いです。僕が一番気になったのは留学生の多さでした。日本の大学とは比べ物にならないくらい、色んな国から学生が勉強しにきています。その中にはここで得た知識を母国に持ってかえる人もいれば、こっちにそのまま暮らす人もいます。それぞれが様々な面で活躍しています。龍谷大学もこんな大学になれるように、一人の学生として少しでも龍大のグローバル化促進に協力できればいいなと思っています。
一年間ありがとうございました。