―授業紹介―
オーフス大学での講義は、講義によりスタイルはバラバラですが、日本の大学とは違い、3時間や2時間の講義が週に一コマ。または、二週間に一度3時間の講義が週に二度あるなど龍谷大学とは異なります。私が今セメスター受講したのは、1週間に一度3時間の講義と1週間に一度2時間の講義、合計2つの講義を受講していました。日本の大学と比べると週に2コマと聞くと少ないように感じますが、事前に出された課題リーディングや講義の復習などをすると2つの講義でも私には時間が足りませんでした。
ここではThe History of Eastern Europe since The First World Warという授業を紹介したいと思います。この授業は、第一次世界大戦後の東欧の歴史についての授業です。具体的には、ソビエト連邦がポーランド、ハンガリー、ブルガリア、チェコスロバキア、ルーマニアなどの国でcommunistがどのように共産党の一党独裁体制を築いていったかを考察していきます。授業形態は、教授のスライドを使いながらのレクチャー形式でした。事前に課された課題リーディングを読んでおき、授業内でディスカッションをするなどもありました。受講人数は15人と少人数のため、一人一人の学生の発言する回数は多くありました。課題リーディングは毎週70pほどです。
―試験について―
オーフス大学にはいくつか試験のタイプがあります。私はArtのhistoryに所属しており他の学部や学科の試験については詳しく知りませんが、今セメスター私が受講した講義の試験タイプはoral examとessayでした。一つ目のoral examは授業により少し形式が異なり、数週間前に問題を知らされるタイプと試験の24時間前に問題を知らされるタイプがあります。私が受講した講義は、試験の24時間前に問題を知らされ、その問題に対する解答を用意します。試験時間は30分間で、初めの10分間に事前に用意しておいた解答をプレゼンします。そして残りの20分間はその解答を基に質問された内容に答えるという形でした。試験官は2人で、試験の評価方法はマイナス3、0、プラス2、4、7、10、12の7段階評価です。プラス12が満点でプラス2以上がpassとなります。
もう一つのessayはこれまで受講してきた講義に関連した内容からtopicを自分で自由に選ぶタイプと教授が決めたtopicで書く2種類でした。試験の登録期間の際にどちらの方法でessayを書くか自分で決めることができました。どちらも最低ページ数は10p以上で、試験の評価方法はoral exam同様に7段階の評価でした。試験時期は12月前半から1月の前半までがほとんどです。