試験について。
クワントレン大学の秋セメスターは12月にファイナルの試験が行われます。授業によっては、mid-term(中間)試験もあるようですが、僕が取っていた授業にはありませんでした。
では、僕が取っていたELSTの2つの授業の試験について紹介します。まず1つ目がライティング、リーディング、文法のクラスの試験について。試験時間は3時間でリーディング、サマリー、ライティングのセクションに分かれていました。リーディングは4択問題、記述問題、単語の問題がありました。サマリーはリーディング問題の中の1段落を要約するというものでした。記述問題と要約は、文章中の言葉を引用せず他の単語で説明しなければいけなかったので難しかったです。ライティングは、3つのお題から1つ選び400字以上500字以内で書くというものでした。2つ目、リスニング、スピーキングのクラスの試験について。この授業の試験は2日間に分けて行われました。1日目にスピーキングのテスト。3~4人1組のチームで、先生から出されるお題について10分間ディスカッションをすることと、あらかじめニュースを見てきて1分間で要約と意見を言うというものでした。2日目のリスニングは3分間と8分間のニュースを聞き問題に答えるという感じでした。今回の試験で感じたことは、付け焼刃の勉強では試験ができないということです。コツコツ力を積み重ねていく人に先生も高い評価を下しているようでした。
日本語のクラス
秋のセメスターから今まで時間があるときは日本語の授業に参加させてもらっています。前にも言ったかも知れませんが、クワントレンの授業の中で日本語はトップクラスの人気を誇っているそうです。この人気の理由のひとつに、カナダの人々はコスプレが好きで、特に日本のアニメのキャラクターが人気だからです。それで、アニメを見て日本語を学びたいと思ったという学生がよくいます。この時、日本のサブカルチャーと呼ばれる漫画やアニメの影響力をひしひしと感じます。日本語の授業は五十音を学ぶクラスから敬語を使いこなせる人がいるクラスまで多種多様です。英語で日本語の授業を受けてみると、今まで深く気にしたことがないようなことが、第二言語として日本語を学ぶ生徒には難しかったり、漢字を書くのがすごく難しいとよく言われます。また、教え方も小学生の頃学んだやり方と違い、とても興味深い経験をさせてもらっています。僕は授業で、日本の文化や大学生の現状、日本語のスラングを紹介したりしています。また、多くの日本語を学んでいる学生と仲良くなって、日本語を教える代わりに英語を教えてもらうということもしています。このように、日本語や日本の文化を客観的に見ることができるのは自分にもプラスになると感じているので、これからも参加していきたいと思います。