Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ
2014年4月号 国際文化学部 A.K

  1. この留学を振り返って

 

私は旅行以外で海外に出ることはこの留学が初めてであり、渡航前には英語をまともに話したことさえないという状態でした。準備不足だったという思いは否めませんが、それでもこの留学を通して学んだことは多いです。語学力の面においても、外国で実際に生活ができたこと、英語で授業を受けることができたことで多少なりとも英語力が向上したのではないかと感じています。しかしそれ以上に、語学以外の面で学んだことがとても多く、自分が留学を希望した目的は達成できたのではないかと思います。

成長した、楽しかったと一言で言い切れる留学ではなく、様々なことに悩み、辛かったことも沢山あり、考えることがとても多かった八ヶ月でした。そんな中で多くのことを見つめ直すことができ、自分の考え方や価値観の幅が渡航前より広がったのではないかと感じています。また、様々なことに悩み、様々なことを考えたその結果得られたものは今後の自分のためにもなるだろうと思います。そのように様々な物事を考えるきっかけになったのは、現地の学生と共に学部授業を受講することで非常に良い刺激を受けたこと、日々の生活の中で文化や習慣、国民性の違いなどを肌で感じることができたことが大きかったです。

このような経験ができたのはこの交換留学に行くことが出来たからこそだと思うので、両親をはじめこの留学を支えてくださった方々にとても感謝しています。ありがとうございました。

 

 

  1. 帰国後どう留学経験を活かす予定か

 

改めてこの八か月間を振り返ってみると、私は留学中ずっと、この留学を通してその期間や費用に見合うほどの何かを得られているのだろうか、それほどの何かを学べているのだろうかと悩み続けていたように思います。英語も、現地で受講していた授業も、現地での生活も何か「ここは確実に成長した」と自分の中で自信を持って言えることがない気がして、留学中からしばしば周りの人たちにそのことを相談していました。そんな時に友達の一人から「日本に帰って暫く経ってから分かってくる留学を通して成長した部分、学んだこともたくさんある」という言葉をもらい、気持ちがすっと楽になりました。これから残りの大学生活を送りながら、自分の留学経験を振り返り、その経験から何を学んだのかをじっくりと考えていきたいと思っています。それがこれからの勉学や将来に留学経験を活かしていくことにも繋がっていくのではないかと思います。

また、留学を通し自分の中に「もっとしっかり勉強しなければ」という思いが生まれた気がします。それは英語の学習に対しても、龍谷大学での学習に対しても、そして社会や世界で起こっている様々な物事に対してもそうです。現地の大学には知識に裏付けられた論理的な考えを持った学生が沢山おり、社会や世界で起こっている問題に対しても非常に敏感でした。そのような環境を経験し、自分の知識の狭さや物事に対する考え方の浅さを実感するとともに、もっとしっかり勉学にも励まなければという思いを新たにしました。そして、この留学を通し培った英語力を少しでも維持、向上するための勉強にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

帰国前にケベックシティ・モントリオールの写真