現地の学生、友達について
まず、韓国人の学生について紹介したいと思います。私が思う、韓国と日本の大学生の一番の違いは、休学をする人が多い、ということです。韓国では男子は普通、大学1年生が終わると2年休学して軍隊に行きます。また、軍隊のためだけでなく、留学のため、就職活動準備のため、ボランティア、編入準備をするためなど、様々な理由で多くの学生が多いです。韓国では、どの大学でも休学するのにお金はかかりません。日本では私立だと、休学するのに在籍料を払わなければいけない大学も多いので、日本に比べて韓国の学生は自由に休学できると言えます。
そして、韓国の学生は、大学の試験前の勉強量が凄まじいです。試験前になると、図書館の自習室が常に満員の状態で、座席の確保が難しいです。なので、東亜大学の図書館では試験期間だけは、学籍番号を登録してひとつの座席を確保できる、というシステムでした。寮の自習室も試験前は満員です。韓国の大学生の試験前の勉強の熱心さには驚きました。また、韓国では就職の時に日本よりも英語力が重視されるので、TOEIC対策など、英語の塾に通っている大学生も多いです。英語だけでなく、中国語、日本語の塾に通う学生もいます。個人的には、日本の学生よりも、韓国の学生の方が勉強に熱心な印象を受けました。
友人関係では、韓国では、友人の友人はみんな友達、という意識が強いように思います。韓国では友達の友達と初めて会っても、あまり何の抵抗もなく、たくさん話をし、一緒にお酒を飲むことですぐ仲良くなることが多いです。友達と飲んでいたら、友人が私の知らない友人を呼び、途中から合流、なんてこともあります。日本では、こういうことはあまり頻繁ではないと思います。初対面でも一緒にお酒を飲んで仲良くなる、というのはお酒が大好きな韓国の国民性だとも思います。日本に比べて韓国の学生は本当にお酒をよく飲みます。語学堂の先生や、韓国人の友人たちも、韓国人はお酒の席でより仲を深める、という言葉をよく言っていました。
次に、語学堂で一緒に勉強する外国人の友人について紹介したいと思います。中国、ベトナム、カンボジア、台湾、シンガポール、マレーシア、ロシア、ウズベキスタン、キルギスタン、スペイン、フランス、、様々な国から来た学生たちがいます。東亜大学では、中国人、ベトナム人が多いです。私は台湾人の友人と一番仲良くなりました。旅行に行ったり、お互いの国の料理を作ったり、一緒にショッピングに行ったり、お酒を飲みに行ったり、ただ、寮の食堂で集まってのんびり話をしたり。恋愛のこと、韓国のこと、勉強のこと、友人関係のこと、、こんなになんでも話ができる外国人の友達ができるとは思っていませんでした。もちろん私たちは韓国語で話しますが、お互い不完全なので、たまに誤解が起きたり、言いたいことがうまく伝わらなかったりもして、もどかしい時もありますが、違う国の友達と韓国語で話し、意思疎通することは楽しいし、お互いに良い刺激にもなっていると思います。
釜山の刺身
釜山は海があるので、海鮮が有名ですが、釜山に住んでみると、そんな頻繁に海鮮物、刺身を食べるわけではありません。今月、日本から友人が来たときに久しぶりに市場に行って刺身を食べました。チャガルチ市場という有名な市場があります。そこでは生きた魚やエビ、貝、タコなどを売り、食べたいものを選ぶと、その場で、目の前でさばいてくれます。そして市場の2階で海を眺めながら新鮮な刺身を食べることができます。この前は小さめのヒラメとタコを選び、値段は日本円で2300円ほどでした。チャガルチ市場は南浦洞にあります。
また、釜山の観光スポットである海水浴場のカンアンリ(広安里)の近くでは、海と、美しい橋を眺めながら刺身を食べることができます。カンアンリでは刺身屋さんがたくさん並んでいます。居酒屋も種類が豊富です。そこで食べると、値段は結構高めですが、とても美味しいし、雰囲気も最高です。