1、現地の学生、友人について
「親切、時間にルーズ、セクシュアルマイノリティー(LGBT)の人が多くいる」がタイのイメージでした。親切、LGBTがいるのはイメージ通りでした。留学前タイ料理店で働いており、店員の一人にニューハーフのタイ人がいました。実際に会ったのは初めてで驚きましたが、すぐに打ち解けて今では私のお姉さん的存在です。「時間にルーズ」は的外れでした。仕事に遅れてくる人はいませんし、遊ぶ約束に遅れるのは逆に私のほう、ということもありました。実際現地に来てもそのイメージは変わりません。授業に遅れる学生はほとんどいません。グループワークの際日本人の私を招いてくれ、率先して課題を進めてくれます。試験の前には分からないところがないか確認してくれ、教えてくれました。LGBTの学生に対して偏見はなく、タイでは容認されているようです。クラスに女装をしている学生もいますし、ゲイやレズビアンの友人もいます。しかしタイ人の輪に入りにくく、深い関係を築きにくい、と感じます。現地の学生を見ていると、グループ行動が多いように思います。仲の良い友人同士で同じクラスを取るため、グループワークの際にグループに入りにくいと感じます。また、授業の移動中に会話をしたり、お昼ご飯をたべたりしますが、アサンプション大学の学生と週末出掛けることがありません。同大学では平日は寮に住み、週末には実家に帰る学生が多く、週末に時間を作れないとのことです。
2、就職について
先日「異業種交流会」に受付として参加しました。このイベントはタイでビジネスをしている、これから始める方たちが集まり、ビジネスマン同士の人脈づくり、新たなビジネスの発展を目的としたイベントです。このイベントのことはタイに留学する日本人の学生が集まる「日本人大学生交流会」で知りました。ここではイベントの告知や、働き手の募集をしています。私にとって今年は就職活動の年で、4月から解禁されますが、留学期間の6月まで活動ができないと焦っていました。そんなときイベントスタッフの募集の案内を見て、すぐに申し込みました。仕事内容はイベント出席者の名簿、名札づくり、受付会場のセッティング、受付業務を行いました。イベントにはCEOや重役の方々が多く参加されました。関心のあるホテル、旅行関係の方もいらっしゃり、お話を伺うことができよい機会となりました。イベントでは200名近くの方が参加されました。こんなに多くの日本人を見たのは留学してから初めてのことで、日本語ばかりが行きかう環境にどこか懐かしさを感じました。同時にタイでビジネスをしている人が多くいると実感できました。タイでは日系企業が多く、タイで働く方も多いです。イベントが行われた「アソーク」は日本人町と呼ばれ、日本人が多く暮らしています。このイベント後タイでのビジネスも可能性として考え始めました。今回のイベントで関心のある業種の方たちと話せ、また「異世代とのコミュニケーション不足」と自身の課題も見つかり、就職活動のよいスタートをきれました。