Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2015年5月号 文学部 S.I

<授業紹介>

 

現在、台湾師範大学附属語学学校(MTC)で週5回午後3時間の集中講義を受講しています。当初、師範大学(NTNU)の中文系の授業も受講したのですがあまりに疲れるので、こちら1本に絞りました。写真通り1クラス6人(男性3人、女性3人)で、時々英語が交りますが中国語のみの授業です。メンバーは年齢順にイギリス人、ドイツ人、アメリカ人(華裔)、韓国人、日本人2人です。老書生(私)を除くと、日本人19歳と残り全員20歳代です。韓国の女性と私二人が留学生です。テキストはMTCで制作されたものです。当然使用文字は繁体字です。基本的には繁体字ですが、漢字学習用テキストには繁体字・簡体字が併記されています。もちろん筆順は繁体字のみです。発音記号は日本で心配していた注音ではなく拼音でした。NTNUの授業、MTCの授業とも拼音を使用しています。これには一安心でした。繁体字そのものは漢文を読み慣れていたおかげでそれほど苦労しませんでした。ただし書くことには細心の注意を要します。また、当たり前のようにテキストの説明は英語が使用されています、こちらの方がよほど苦労ですね。日本から持参したもので役に立っているものは、「新華字典」と「電子辞書」です。話は変わりますが、授業中は寒い、冷房が効きすぎです。龍谷大学の授業でも実感しましたが中国の人は異常に冷やしますね。台北の授業でも寒さ対策が必要とは・・・
<台北での生活よもやま>
1、添付の写真はテニスのラケットではありません、電撃殺虫機です。ある夜耳元の蚊の羽音に眠れなかったので、台北ではどうしているのか対策を聞いてみると、これを紹介されました。これがすごい音を発して蚊とか小虫を電撃殺虫します。眠気もふっとぶ電撃音です。過日ベランダを開けていると私の親指大の蜂が侵入。慌てふためきこの電撃殺虫機で追っかけ回しました。しかしその大きさの昆虫は気絶はするが死にはしません。しばらくするともがきだしたので手で掴み外へ放り出しました。

2、犬がうろついています。野犬ではありません、飼い犬です。時々リードをしている飼い主もいますが殆どはフリーです。ついつい喜んで手を出してしまいますが、犬の方が避けます。その状態からは思いもよらず犬の糞は落ちていません。パリのあの犬の糞が道路のいたるところにあることを思えば台北の人は清潔好きと思えます。そういえば今の住まいの近くでは、ゴミの回収車が毎日3回来ています。早朝6時前、10時前後と午後2時前後です。その他に住まい近くのゴミ箱周辺と小公園を掃除する掃除人が2、3人います。

3、地震が多いです。体で感じる大きな地震でももう既に5回ありました。そのうち1日に3回の時も。横浜住まいで慣れているとはいえ、いい気持ちのものではありません。ある時には近隣住民が騒いでいました。そういえば1999年に大地震があったと龍谷大学の地誌の授業で習いました。それで導入が決定していたTGVから、地震のある国日本の新幹線が導入されたとか。