Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2011年4月号 国際文化学部 Y.M

授業紹介①

私は現在、語学堂の授業と、一般の授業と両方受けています。

まず語学堂ですが、語学堂には1級から6級までのレベルがあり、私は4級に入っています。クラスメイトは日本人の私と、もう一人のモンゴル人をのぞいて中国人です。日本のアニメに興味を持ってる人が多く、よく話しかけてくれます。授業は読み・書き・聞きとり・文法・会話、とバランスよく受けられると思います。

東国大学の語学堂は去年まで水曜日が休みだったらしいのですが、今年から週5日の授業になり、水曜日には普通の授業も行いますが、韓国語能力検定(TOPIK)の対策を行ったり、発音練習をしたりしています。語学堂は春夏秋冬の4学期制で、一般の大学の講義と少し学期がずれており、春学期は3月中旬から5月末までです。

 

次に一般の授業についてです。東国大学は仏教系大学なのですが、龍谷大学で受ける「仏教の思想」と似たような、「自我と瞑想」という授業を受けています。この授業は一般の学部生ならば卒業までに必ず受けなければならない授業です。先生は実際のスニム(お坊さん)です。授業を行う場所も実際に仏像が置かれているお寺のようなところで行います。授業内容は仏教について浅く広く学ぶという感じで、名前の通り授業中に瞑想をします。実際にお寺に行ってレポートを書くこともあり、龍谷大学とはまた違った仏教の授業だと思います。

 

カルチャーショックについて

以前に留学経験があり、今回の留学ではカルチャーショックは特にありませんでしたが、生活の中で日々感じることについて書きたいと思います。

一番違うと思うことは性格の違いだと思います。日本人は相手のことを考えすぎ、もとからあまり意見をいいません。分かってくれるだろうという思いでいると、実は自分の考えが上手く伝わっていなかったりする場合もあると思います。韓国人も人によって色々な人がいるので一概には言えませんが、日本人と比べると意見の主張は強い方でしょう。

そして留学する日本人が感じることの一つに、「大雑把」ということがあります。例えば外国人登録が出来上がった時に連絡すると言われ待っていて、ある人には連絡が行き、ある人には来なかったり・・・友達との約束時間に遅れたりする時もあります。日本人の几帳面な感覚のままでいると、思わぬことが起きるので、初めはストレスを感じる場合もありますが、「ここは外国であり、これも国民性で文化なんだ」という楽な気持ちでいることが大事だと思います。

 

自由テーマ:語学堂のグループ活動とレポート

 語学堂の4級の授業ではグループ発表が多く、実際に外に行って動画撮影をするということもあります。中間テストまでに発表が2つありました。一つは環境保護の広告を作ることです。4人一組のグループで広告をラジオ形式で録音します。そしてその作った過程をパワーポイントを使って発表していくというものです。二つ目もグループ活動でニュースの動画を作るというものでした。アナウンサー、記者、インタビューの役割に分かれ台本を作ります。ニュースの記事は指定されてるものもあり、今回はソウルにある古宮についてのニュースを入れることが条件でした。実際にセリフを覚え動画を撮影し発表しました。

「自我と瞑想」の授業はテストはありませんでしたが、レポートの課題が出されました。直接お寺にいき、なんでもいいのでお坊さんと話し、その内容を書くというレポートでした。私は女性のお坊さんしかいない尼寺にいきました。韓国のお坊さんは、お坊さんであれば結婚することができません。日本人の宗教感覚で考えると、結婚や子供を産まずお坊さんになる決意をするのは凄いことだと思うのですが、やはり文化の差を感じました。このようにお坊さんと直接話すのは初めてで緊張しましたが、親切に色々なことを教えていただき、楽しい時間を過ごすことができました。