カルチャーショックについて
私は以前韓国に長期滞在をしていたことがあったので、今回特別にカルチャーショックを受けることはあまりありませんでした。釜山もソウルと一緒で、バスや車の運転が荒かったり、道にゴミが散らかっていたり、唾を吐く人が多かったりします。このような点は、韓国に来たことがある人や話を聞いたことがある人は、すでにある程度知っていることだと思います。
しかし今回、韓国人の学生と一緒に大学生活を送ってみて、びっくりしたことがあります。それは、日本の大学生活との違いです。日本の大学生はほとんどの人がアルバイトをしていますが、韓国では恒常的にはせず、長期休暇の時にアルバイトをする人が多いです。なぜなら、韓国の大学生は日本の大学生とは比べられないほど勉強をします。私の友達の韓国人は、1回生にも関わらず、課題や発表の準備で普段から徹夜で勉強するなどしています。韓国では中間考査と期末考査があるのですが、試験の2~3週間前から試験勉強が始まります。私は日本では勉強し始めても1週間前からだったので、まだ試験まで2週間以上あるときに、「試験勉強進んでる?」と聞かれたときは、すごく驚きました。それくらいの時から、試験があるから遊べないと、誘いを断られたこともあります。試験が近づくと、自習室や図書館、学校近くのカフェ等、勉強をする人で席がなくなるほどです。
このように韓国の大学生は、よく勉強をします。それは日本の大学とは成績をつけるシステムが違う点と、学業成績が就職に直結するからです。
今回釜山に来て、みんなの勉強生活にすこし衝撃を受けました。
お酒文化について
韓国のお酒文化はすこし特別なものがあると思うので、そのことについて書こうと思います。
まず韓国のお酒についてです。韓国は基本的には맥주(ビール)と소주(焼酎)があります。소주にはブルーベリーやザクロ、ゆずなどの種類があります。釜山では좋은데이(チョウンデイ)という焼酎をよく見かけます。飲食店に行くと必ずおかれているものです。
韓国の人はお酒を本当によく飲みます。次の日の朝から仕事がある会社員の方でも、24時を過ぎて外でお酒を飲んでいる姿をよく見かけます。仕事終わりにみんなで飲みに行ってそこでコミュニケーションをとっているようです。それは大学生も同じです。サークルでは特にお酒を飲みます。焼酎はアルコール度数が強く、すごく苦いのであまりおいしくはないのですが、なぜそれを飲むのか友人に聞いてみたところ、早く酔ってその場の雰囲気に馴染むためだと言っていました。韓国ではみんなでわいわいするのが特に好きな傾向にあるので、あまりお酒が飲めない人でもその雰囲気に合わせようと頑張る傾向にあります。しかし、飲めないといえば無理やり飲まされることはないので、そこは心配しなくても大丈夫です。
私はその席で、先輩から人生の経験談やアドバイス、目上の人への接し方や、礼儀作法などたくさんのことを学ぶことができました。韓国に来たら、韓国の文化を体験する意味でも、無理をしない程度に一度参加してみてください!