Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2015年5月号 政策学部 H.O

①カルチャーショックについて

ポーランドに来て早9 ヵ月目に突入していますが、生活して感じることは、多少の偏見はあれど、人種や宗教の違いついて寛容だなと感じています。ヨーロッパではヨーロッパ連合主導のもと様々な人種、価値観が集まる中でうまく協調していく必要があるためだと思いますが、人々の対応がとても柔軟だなと感じています。日本にいるときには、外国人の方が道端を歩くだけでとても目立ちますが、ヨーロッパの国ではあまり気にされないのかなと感じました。しかし、そうはいってもポーランドはスラブ系の国の外見の人がほとんどです。ワルシャワは首都なだけあって様々な国の人が見受けられますが、違う都市に出かけると、アジア人はあまりいないという状況が多いです。また、アジア人が珍しいのかじろじろ見られることもありますが、私は特に気にしないようにしています。また、ポーランドの多くの人は日本語を勉強したり母国語の他に4ヵ国語話せたりするのが普通らしく、日本語を流暢に話す人に出会うととても驚きます。人の外見や国の偏見など、先入観のないように心がけたいとつくづく実感します。

私は犬がすきなのですが、ポーランドでは犬を散歩させている人とかなりの確率で遭遇します。ポーランドはヨーロッパでも一位を争うほど犬が多い国です。しかし、日本と違うのはリード無しで散歩させている方がいるのですが、飼い主のいうことをよく聞いて勝手にどこかに行かない犬が多いことです。また、公園や自然が多いワルシャワでは、子供用の遊具はもちろん、その近くにドックランが設置されていることもあります。電車やトラムも犬と一緒に乗れますし、レストランやカフェも犬が入店可能なところがあります。人権ならぬ犬権もあるヨーロッパの寛容さに驚くばかりです。

②日本祭りについて

5月30日に日本祭りが開催されました。日本の文化や食べ物を紹介したり、日本企業の展示がありました。日本人だけでなく、多くのポーランド人の方や、ベトナム人の友人もボランティアとして参加されていました。日本大使館のWEBページから応募できたのでぜひ確認して来年度もあれば参加してみてください。私は関西出身ということもありたこ焼きブースのボランティアに参加させていただきました。去年は、たこ焼きを買うのに長蛇の列で40分以上並ぶほど大人気だったそうで今年も大反響と予想されていました。実際列が3回折り返すほど並んでいました。ひたすらたこ焼きを焼き続けましたが、たくさんの方に味わっていただけてよかったです。また、ボランティアを通して、ポーランド駐在員として働いていらっしゃる方やそのご家族、違う大学に留学している方とも知り合うことができました。本当にいい経験をさせていただきました。今後も継続して開催されることを期待しています。

左:The Night of Museumsの日(昔のバスが一日限定で運行する)

右: 世界遺産のまち`Zamość`へ日帰り旅行