【現地の学生、友達について】
各学科の学生数が非常に少なく、受講する講義が似ている場合が多いことから、講義中の一体感と距離の近さが生まれているように感じます。積極的に発言する学生がいたり、シャイな学生がいたりするところは私たち日本人と変わりません。しかし、講義中に私語をしたり携帯を触っている人の割合は日本に比べて低いです。少人数でしかも小さな教室で行う講義のメリットだと思います。正規生の他にERASMUSを含め留学生も何人かいるようですが、Philosophyには圧倒的に少ないらしく大学内で会うことはほとんどありません。そのかわり寮内やイベントごとにおいて関わるチャンスがあるはずです。
親しくしている友達はスロバキア人がほとんどです。日本語学科の学生であったり、パーティーで知り合った人であったり様々ですが、とにかく皆親切なので本当に感謝しています。満足のいく留学は現地の友達ありきで成り立つものだなと実感する毎日です。
【卒業論文について】
私は現在学部4回生で、留学前に4回のゼミと卒論以外の卒業要件単位を取り終えていたため、この12月に卒論を出せば来年3月に卒業できる予定です。このことは1年前から分かっていたことで、卒論への準備期間は日本にいた時期も含め十分にあったはずなのですが、現時点でいまだ執筆に追われています。具体的なテーマの決定が非常に遅かったことと、そこからの資料収集に思いのほか時間がかかったことが原因です。
スロバキアで手に入る資料はもちろんスロバキア語で書かれているものが圧倒的に多く、利用可能な英語文献を見つけるのには苦労します。また、こちらで受講している講義の課題と並行して卒論を書かなければなりません。留学中に卒論を書くつもりの方がいらっしゃれば、ぜひ出来る限りの準備をして渡航し、早い段階から執筆し始めることをおすすめします。