Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アイダホ大学
2011年11月号 文学部 C.Y

試験のことについて

Fall1の試験が10月の初旬に行われました。Electiveクラス以外はすべて試験があります。テストは2日間にわたって行われ、Wrting Examsが初日に休憩なしの1時間50分、Grammarのテストが午後からあり、二日目にはSpeaking&Listeningのプレゼンテーションを発表するテストがおよそ2時間弱で行われました。

初日のWritingのテストはいきなり教室変更があり、ほとんどの生徒がそのことを知らなかったので気持ちを落ち着ける時間もなくテストが始まりました。問題に関しては、日本のテストのように授業中に勉強した文章がでてくるのではなく、新しい文章を読んで問題を解くのでテスト前に何かを暗記する必要はありません。しかし、その文章は授業で使った文書に関連のあるものだったので、宿題で出したessayをテスト前に見直すのがいいと思います。また、Grammarのテストでは私がlevel3のクラスだったせいか、ほとんどの生徒がカンニングしていました。試験監督はいるものの、注意することはなく、私はささやき声に集中力がそがれました。しかし、テストの内容はたぶん日本人にとってはすごく簡単な問題ばかりでした。

2日目のプレゼンテーションのテストは、普段の授業の中でよくプレゼンをしていたものの、Finalテストということで大変緊張しました。しかも、このプレゼンを発表している間ずっとカメラが回されます。そして、プレゼンが終わった後は質問時間があり、先生や生徒からプレゼンの内容に関して1,2個の質問があります。プレゼンのテーマに関しては、Finalテストが近づいてくると先生から選択肢を与えられ、私達生徒は第2希望まで選択することができ、最終的には先生が決定しました。そして、このテストの翌日にIPOオフィスでGradeが渡されます。ALCPの生徒はこの日からFall2が始まるまで3日間休みがあります。

 

治安について

Moscowはすごく安全な街で、実際私の友達は車を降りた後カギを締めません。また家のカギもしめない人もこの街にはたくさんいることも知りました。しかし、私が一度3:00amぐらいに友達の家から自分の寮に帰るときは、変なおじさんがすれ違う時にふざけて銃をかまえる恰好をしてきたのですごく怖かったです。自分が銃の所持が合法であるアメリカにいることを改めて意識しました。それ以外は今のところこの街では、特になにもありませんが、聞く話によると学生の中ではドラッグを使用している人も結構いるそうです。

私はシアトルに旅行に行ったのですが、その時シアトルの人はMoscowの人とは全然違うなと思いました。都会だけあって、ホームレスもたくさんいたし、夜も騒がしかったです。Moscowと違って、夜の8時や9時でも一人で歩くのは大変危険です。またビルとビルの間の路地は、周りの華やかな雰囲気とはうって変わって怪しい雰囲気が漂っていて、ここから先はたぶん入っていけないのだろうなと悟りました。実際にシアトルでは、たくさんスリや車上あらしの被害が出ています。またシアトルのレストランで食事をした後会計をする時に、団体で行ったので団体料金が発生したことにその団体の中にいた一人の人が抗議して、店の女の人も怒ってどうしようもなくなったことがありました。その時日本人の私よりも先輩の人が一緒で、その人がその場を丸く収めてくれました。同時に冷静に丁寧に対処していた先輩をみて、早くあんな風にしゃべりたいなぁとその時つくづく思いました。

 

人との関わりについて

アメリカに滞在して約3か月いろいろなことがありました。特に人との関わりについてはいろいろなことがありました。まず私の部屋でスイートメイト2人がけんかし始めた時、私は詳しいことがよくわからずに状況をよく理解できませんでした。しばらくの間、私の部屋では部屋の誰かが泣いているという日が続きました。私はけんかしている様子を見ていても会話が早すぎてあまり理解できなかったので、なんと声をかけてあげればいいのか全くわかりませんでした。いつも親切にしてもらっていた分自分が何もできないことにすごく苛立ちと悔しさを感じました。

また私の一番仲の良かった友達も家庭の事情により急に学校をやめていました。彼女は本当に親切で、私が理解できるまでいつも嫌な顔一つせずゆっくり丁寧に話してくれました。慣れない留学生活の中で、私の心の支えでした。Thanksgivingもその子のシアトルにある実家に行く予定でした。だから余計にそのことを知った時大変悲しかったです。一日中泣いて授業も受けるのが辛いほどでした。結局Thanksgivingには日本人の友達とシアトルに行きました。そしてその旅行の前に、彼女が忙しいことがわかっていながらも念のために彼女にシアトルに行くとメールを送りました。すると彼女も私に会いたいと言ってくれました。私はこのシアトル旅行の2日目に彼女に会いに行きました。彼女の家族ととても楽しい時間を過ごすことができました。まさか会えると思っていなかったので、本当にうれしかったです。その分帰るときはすごくつらかったです。もう会えないわけではないのはわかっているものの、もっと喋りたいことや一緒にしたいことがたくさんありました。お別れの時ハグをしました。正直言葉が通じない中でハグができるほどの友達ができるとは思っていませんでした。でも、彼女のように私を理解してくれる人に会えたことは私にとってとても大きなことで本当に彼女には感謝しています。私は彼女のおかげで、これからあるいろいろな出会いのすべてを大切にし、感謝の気持ちを忘れないようにしようと思いました。また、自分も日本に帰った時に彼女のように留学生にとって支えになってあげられるような人間になろうと思いました。