Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2010 年6月号 国際文化学部 K.O

・試験のこと

学期ごとに中間テストと期末テストの2つの大きな試験があります。中間テストは4月26~28日の三日間でした。私の授業科目は、基礎と听力(リスニング)の2種類だけだったので、2日目で終わりました。ここの学校は、日本の大学に比べて業科目が少ないので、試験期間がとても短いです。私たちのクラスは、試験範囲がとても広いので、日々少しずつ復習しないと、テスト前に焦ったり、嫌になったりして、勉強する気がなくなります。一夜漬けで覚えられる量ではないので、計画的に勉強することが大事です。テストの内容ですが、基礎は文法のテストです。単語の意味、単語にピンイン(漢字の読み方)をつける、語法、作文がありました。听力は授業と同じような形式で、テープを聴いて、空欄を埋めたり、文を一通り聴いて、質問に答えるといった問題です。テストの形式は日本の大学のテストと似ています。

成績に占めるテストの割合は

中間テスト 20%、

期末テスト 70%

出席率・宿題等の提出物 10%

 

日本に帰ったときに単位を交換してもらう場合は、成績が関係するので、テストの成績がとても重要になってきます。出席率・宿題等の提出物は10%と、それほど高くありません。しかし、授業を受けていないと、授業がわからなくなってしまいます。なので、当たり前のことですが、毎日出席することも大切です。

 

・余暇の過ごし方

学校の授業は月曜日から金曜日までで、基本的に土曜日と日曜日は、学校は休みです。土日は、友達と買い物に行ったり、教科書の予習、復習、宿題をしたり、中国語字幕の映画を見たり、テニスや卓球などのスポーツをしたりして、余暇を過ごしています。休みの期間が長い時は、少し遠出をすることもあります。

黄金周(ゴールデンウィークのようなもの)の時には、2泊3日で瀋陽に行きました。瀋陽は大連と同じ遼寧省に属しており、遼寧省の中心地でもあります。なので、列車で4~5時間もあれば、行くことができます。普段はあまり雨が降らず、乾燥しているのですが、旅行に行った時は、中国に来て今まで見たこともないようなくらい、雨が降っていました。三日間とも雨が降っていたので、たくさんの場所を回ることはできなかったのですが、世界遺産である故宮を見たり、北陵公園へ行きました。歴史的な建物があって、大連とはまた雰囲気が違っていて新鮮な感じがしました。もし晴れていたら、もっとキレイな景色を見ることができたと思います。

大連外国語大学は、旅順にもキャンパスがあるのですが、週末には、そこの中国人の友達と遊ぶこともあります。以前、中国人の友達が大連に来てくれた時、宿舎の友達や、他の旅順から来た中国人の人たちと一緒に、スイカ割りをしました。目隠しをして、スイカを割ることは、日本にしかないようで、日本人以外の人は興味深く、スイカ割りをする光景を眺めていました。みんなとても楽しそうで、日本の文化を一つ知ってもらうことができたように思います。

 

ワールドカップ(サッカー)観戦について

今の時期は、4年に一度のワールドカップの試合の真っただ中です。4年に一度ということもあって、宿舎内では、どこの国が勝ったかといった話題で持ち切りです。私たちの宿舎のテレビでは、試合が見ることができないのと、大勢で見た方が盛り上がるということもあって、宿舎の近くの店で、観戦しています。私はサッカーについて、詳しくないのですが、みんなで観戦すると、とても楽しいです。店には、小さなテレビが一つだけしかないのですが、たくさんの人がその試合に釘づけになって、観戦しています。日本チームが試合の時、日本以外の国の人が、日本チームを応援してくれるので、とても嬉しい気持ちになります。中国のチームは今年、残念ながら出場していませんが、中国もサッカーは人気のあるスポーツの一つで、たくさんの中国人の人も一緒に観戦しています。

今年は南アフリカが開催地ということで、試合が夜中に始まります。自分の国が試合のときは、夜遅くまで観戦します。なので、前日試合をしていた国の留学生は、次の日は寝不足で、眠そうな顔をして、登校しています。中国に来て、たくさんの国の人と一緒に観戦していると、スポーツは国境や言葉の壁を超えて、楽しむことができるのだなと改めて感じます。