① 現地の学生・友人について
リネウス大学は多くの留学生を受け入れていて、キャンパス内も様々な国から来た人たちでいつも賑わっています。あちこちで英語、スウェーデン語以外の言語もよく耳にします。現地の学生の雰囲気はどの学生も勉強熱心で、授業では積極的に発言している学生が多いです。しかし、勉強だけというのではなく特にスウェーデン人は遊ぶ時とやる時のメリハリがはっきりしていると思います。
友人に関しては、日頃授業や寮生活の中でよく会う人たちと自然に友達になって行くと思います。例えば、私の場合スウェーデン人が8〜9割を占めて残りが留学生という感じで、スウェーデン人が多いというのもありスウェーデン人同士でグループができるのでなかなか友達はできなかったですが、グループワークなどで一緒になって少し仲良くなった人もいて話しかけて来てくれました。一方で、寮では自然と距離も近くなるので友達もできやすいと思います。私の寮の場合、住人同士で晩御飯を作ったり、バーベキューやサッカー、パーティーをよくしていたので住人同士仲のいい方だったと思います。多く友達を作りたいならヨーロッパの価値観の中では、受け身ではあまり友達ができないと思うので自分から積極的に話しかけていくことが大事だと思います。VISという団体が毎週土曜日にスポーツサタデーというイベントも開催しているのでそこでスポーツを通して友達を作ってみるのもいいかもしれません。
② アフリカと東ヨーロッパ
私はこの寮に住むことになって良かったと思っています。というのも私の寮はアフリカと東ヨーロッパから来た人たちで6割くらい占められていて、私のよく知らない国から来た人たちが多いからです。共に生活することによっていろんな話を聞く機会が多くなって、さらにとっている授業もそのような地域の国々について取り上げることも多かったのもあり自分で調べる機会も多くなりました。聞いたり、調べていくうちに自分は本当に何も知らないなと気づくのと同時に、日本は裕福すぎると感じました。アフリカでは飢餓や武力紛争、東ヨーロッパでは民族対立や国家体制の不安定さなど、調べるだけならまだしもその国の人たちから直に聞くのでリアリティがありました。例えば一人マケドニアから来た人がいて、その人がデモ隊の一員として腐敗した政府に暴動を起こしている動画がYouTubeに投稿されていて正直見たときは笑うしかありませんでした。書き上げていくときりがありませんがこのような見聞を持てたことは自分にとって非常に大きかったと思っています。