・試験について
僕は、前期初級A3班に所属していました。初級は、基礎、聞力、口語の3つの科目から形成されています。基礎は、本文を使って、新出単語や語法を学ぶものです。聞力は、主にリスニングです。口語は、本文の内容を使って生徒同士でディスカッションを行うものです。試験は、中間と期末がありました。中間は、ゴールデンウイーク開けすぐに実施されました。中間テストは、基礎と口語の二科目だけです。基礎は、教科書丸々一冊がテスト範囲でした。ピンインを見て、それに合う漢字を書く、数量と名詞の間に空白があり、その名詞に合う量詞を書く、後は、選択肢から選んで穴埋めをする、それと並び替え、作文といった内容です。全て、教科書で習ったことなので、そこまで難しくはなかったです。テスト前には、プレテストなどもあるので、しっかりテスト勉強をすれば合格できます。口語は、二人ペアになって、各自で文を考え、それをみんなの前で発表するものでした。発音や流暢に言えるかだけではなく、身振りや態度なども見られます。なので、短い演技をする、それが、口語のテスト内容でした。期末は、三教科全てテストがありました。基礎は、中間と全く同じテスト内容です。口語は、先生が与えたトピックの中で、自分で文を考え、それを先生に発表するものと、筆記試験がありました。それぞれの配点が50点ずつになります。内容は、そこまで難しくありませんでした。聞力のテスト内容は、リスニングをしてその内容に合った答えを選択肢から選ぶといったものです。教科書でやった内容と全く同じなので、こちらもしっかりとテスト勉強していれば、難しいことはありません。全てのテストは、今まで勉強してきたものしかでないので、しっかり毎日授業に参加していれば、何の問題もありません。
・前期を終えて感じたこと
時間というのは、凄く早いものでもうあっという間に前期が終わってしまいました。初めは、中国語や周りの環境に慣れず、かなり苦労し、早く日本に帰りたいと思っていましたが、帰って来た今では、大連が凄く恋しいです。大連で色々な経験をして来ました。そして、大連で感じたことがあります。今回はそれを紹介していこうと思います。それは、今まで中国語を練習してきた薄さです。勉強ではありません、練習です。日本人は、勉強はよくできるが話すことができないとよく聞きます。まさにその通りです。なぜなら、日本人はかなり内向的だからです。せっかく中国にいるのに、現地の人と話すこともないですし、いつも日本人と行動します。言語を練習するいい機会を自分からダメにしているのです。もう一つは、日本の大学での中国語教育の低さです。私たち日本人は、発音や舌の動かし方がとてもへたくそです。しかし、日本で発音や舌の動かし方をしっかりと教わっていません。最初に少し習っただけで、それ以降、注意や指導をしてもらえていないのです。これが根本的な原因です。なので、これから中国に留学を行くと考えているのなら、その事を意識してみてください、先生に発音や舌の動かし方についてしっかり教わってください。そうすれば、中国語習得も早くなると思います。